円 $x^2 + y^2 = r^2$ と直線 $3x + y - 10 = 0$ について、以下の2つの問いに答えます。 (1) 円と直線が接するとき、半径 $r$ の値を求めます。 (2) 円と直線が共有点をもつとき、半径 $r$ の値の範囲を求めます。

幾何学直線接する共有点点と直線の距離
2025/6/23

1. 問題の内容

x2+y2=r2x^2 + y^2 = r^2 と直線 3x+y10=03x + y - 10 = 0 について、以下の2つの問いに答えます。
(1) 円と直線が接するとき、半径 rr の値を求めます。
(2) 円と直線が共有点をもつとき、半径 rr の値の範囲を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 円と直線が接するとき、円の中心(0,0)から直線までの距離が半径 rr に等しくなります。点と直線の距離の公式を用いて、円の中心から直線までの距離を求めます。
(x0,y0)(x_0, y_0)から直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 までの距離 dd は、
d=ax0+by0+ca2+b2d = \frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
円の中心(0,0)から直線 3x+y10=03x + y - 10 = 0 までの距離は、
d=3(0)+1(0)1032+12=1010=1010=10d = \frac{|3(0) + 1(0) - 10|}{\sqrt{3^2 + 1^2}} = \frac{|-10|}{\sqrt{10}} = \frac{10}{\sqrt{10}} = \sqrt{10}
したがって、r=10r = \sqrt{10} です。
(2) 円と直線が共有点をもつとき、円の中心から直線までの距離が半径 rr 以下になります。つまり、r10r \geq \sqrt{10} であり、また r>0r > 0 である必要があります。

3. 最終的な答え

(1) r=10r = \sqrt{10}
(2) r10r \geq \sqrt{10}

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