与えられた6つの2次式をそれぞれ平方完成させる問題です。

代数学二次式平方完成二次関数の変形
2025/6/15

1. 問題の内容

与えられた6つの2次式をそれぞれ平方完成させる問題です。

2. 解き方の手順

平方完成は、一般に ax2+bx+cax^2 + bx + c の形の2次式を a(xp)2+qa(x-p)^2 + q の形に変形することです。
各問題について、以下の手順で平方完成を行います。
(1) x2+2xx^2 + 2x
* xx の係数の半分を考えます。この場合、2の半分は1です。
* (x+1)2(x+1)^2 を展開すると x2+2x+1x^2 + 2x + 1 となります。
* したがって、x2+2x=(x+1)21x^2 + 2x = (x+1)^2 - 1 となります。
(2) x24x+6x^2 - 4x + 6
* xx の係数の半分を考えます。この場合、-4の半分は-2です。
* (x2)2(x-2)^2 を展開すると x24x+4x^2 - 4x + 4 となります。
* したがって、x24x+6=(x2)24+6=(x2)2+2x^2 - 4x + 6 = (x-2)^2 - 4 + 6 = (x-2)^2 + 2 となります。
(3) 2x2+4x+12x^2 + 4x + 1
* まず、x2x^2 の係数である2で全体をくくります。
2(x2+2x)+12(x^2 + 2x) + 1
* 括弧の中を平方完成します。xx の係数の半分は1なので、(x+1)2=x2+2x+1(x+1)^2 = x^2 + 2x + 1 となります。
* 2(x2+2x)+1=2((x+1)21)+1=2(x+1)22+1=2(x+1)212(x^2 + 2x) + 1 = 2((x+1)^2 - 1) + 1 = 2(x+1)^2 - 2 + 1 = 2(x+1)^2 - 1 となります。
(4) 3x26x+4-3x^2 - 6x + 4
* まず、x2x^2 の係数である-3で全体をくくります。
3(x2+2x)+4-3(x^2 + 2x) + 4
* 括弧の中を平方完成します。xx の係数の半分は1なので、(x+1)2=x2+2x+1(x+1)^2 = x^2 + 2x + 1 となります。
* 3(x2+2x)+4=3((x+1)21)+4=3(x+1)2+3+4=3(x+1)2+7-3(x^2 + 2x) + 4 = -3((x+1)^2 - 1) + 4 = -3(x+1)^2 + 3 + 4 = -3(x+1)^2 + 7 となります。
(5) x2x+2x^2 - x + 2
* xx の係数の半分を考えます。この場合、-1の半分は 12-\frac{1}{2} です。
* (x12)2(x-\frac{1}{2})^2 を展開すると x2x+14x^2 - x + \frac{1}{4} となります。
* したがって、x2x+2=(x12)214+2=(x12)2+74x^2 - x + 2 = (x-\frac{1}{2})^2 - \frac{1}{4} + 2 = (x-\frac{1}{2})^2 + \frac{7}{4} となります。
(6) 2x2+10x-2x^2 + 10x
* まず、x2x^2 の係数である-2で全体をくくります。
2(x25x)-2(x^2 - 5x)
* 括弧の中を平方完成します。xx の係数の半分は 52-\frac{5}{2} なので、(x52)2=x25x+254(x-\frac{5}{2})^2 = x^2 - 5x + \frac{25}{4} となります。
* 2(x25x)=2((x52)2254)=2(x52)2+252-2(x^2 - 5x) = -2((x-\frac{5}{2})^2 - \frac{25}{4}) = -2(x-\frac{5}{2})^2 + \frac{25}{2} となります。

3. 最終的な答え

(1) (x+1)21(x+1)^2 - 1
(2) (x2)2+2(x-2)^2 + 2
(3) 2(x+1)212(x+1)^2 - 1
(4) 3(x+1)2+7-3(x+1)^2 + 7
(5) (x12)2+74(x-\frac{1}{2})^2 + \frac{7}{4}
(6) 2(x52)2+252-2(x-\frac{5}{2})^2 + \frac{25}{2}

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