三角形ABCにおいて、$a=2$, $b=3$, $c=4$であるとき、$\cos A$と$\sin A$の値を求める問題です。

幾何学三角関数余弦定理正弦定理三角形角度
2025/3/9

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、a=2a=2, b=3b=3, c=4c=4であるとき、cosA\cos AsinA\sin Aの値を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) cosA\cos A の値を求める
余弦定理より、
a2=b2+c22bccosAa^2 = b^2 + c^2 - 2bc \cos A
したがって、
2bccosA=b2+c2a22bc \cos A = b^2 + c^2 - a^2
cosA=b2+c2a22bc\cos A = \frac{b^2 + c^2 - a^2}{2bc}
a=2a=2, b=3b=3, c=4c=4を代入すると、
cosA=32+4222234=9+16424=2124=78\cos A = \frac{3^2 + 4^2 - 2^2}{2 \cdot 3 \cdot 4} = \frac{9 + 16 - 4}{24} = \frac{21}{24} = \frac{7}{8}
(2) sinA\sin A の値を求める
sin2A+cos2A=1\sin^2 A + \cos^2 A = 1より、
sin2A=1cos2A\sin^2 A = 1 - \cos^2 A
sinA=1cos2A\sin A = \sqrt{1 - \cos^2 A}
(sinA>0\sin A > 0 であるので、正の平方根をとる)
cosA=78\cos A = \frac{7}{8} を代入すると、
sinA=1(78)2=14964=644964=1564=158\sin A = \sqrt{1 - (\frac{7}{8})^2} = \sqrt{1 - \frac{49}{64}} = \sqrt{\frac{64 - 49}{64}} = \sqrt{\frac{15}{64}} = \frac{\sqrt{15}}{8}

3. 最終的な答え

cosA=78\cos A = \frac{7}{8}
sinA=158\sin A = \frac{\sqrt{15}}{8}

「幾何学」の関連問題

3点A, B, Cを通る円の方程式を求める問題です。 (1) A(1, 1), B(2, 1), C(-1, 0) (2) A(1, 3), B(5, -5), C(4, 2)

円の方程式座標平面
2025/6/10

右図のように、円Oが三角形ABCの辺AB, ACの延長線および辺BCに接している。AB = 13, BC = 9, CA = 8 とする。円Oと直線ABの接点をDとする。 (1) ADの長さを求める。...

接線三角形ヘロンの公式面積
2025/6/10

平面上に、焦点の組が一致する楕円 $C_1$ と双曲線 $C_2$ があるとき、$C_1$ と $C_2$ の共有点において、$C_1$ と $C_2$ は直交することを示す。ただし、$C_1$ と ...

楕円双曲線焦点接線直交
2025/6/10

問題は、ベクトルの外積における分配法則が成り立つことを示すことです。具体的には、以下の2つの式が成り立つことを示す必要があります。 * $(a + b) \times c = a \times ...

ベクトル外積分配法則ベクトル演算
2025/6/10

楕円 $\frac{x^2}{a^2} + \frac{y^2}{b^2} = 1$ 上の点 $A(x_1, y_1)$ における接線の方程式が $\frac{x_1x}{a^2} + \frac{y...

楕円接線微分陰関数
2025/6/9

複素数平面上の点 $z$ が与えられたとき、次の各点がどのように移動した点であるかを求めます。 (1) $\frac{1+i}{\sqrt{2}} z$ (2) $(\sqrt{3}+i)z$ (3)...

複素数複素数平面回転拡大複素数と幾何
2025/6/9

三角形ABCにおいて、$AB = 8$, $BC = 12$, $CA = 10$ である。三角形ABCの内心をIとし、直線AIと直線BCの交点をDとする。このとき、$AI:ID$を求めよ。

三角形内心角の二等分線
2025/6/9

円錐の表面積と円柱の表面積が等しいとき、円柱の体積を求めます。答の番号は【12】です。図は円錐の平面図と立面図、円柱の立面図です。

円錐円柱表面積体積
2025/6/9

問題は、円錐の投影図が与えられており、その立面図が二等辺三角形、平面図が円である。立面図の等しい辺の長さが8cm、残りの1辺が6cmである。円錐の表面積を求める必要がある。

円錐表面積投影図立面図平面図
2025/6/9

$0 \leq \theta < 2\pi$ の範囲で、次の三角方程式を解きます。 (1) $\sin\theta = \frac{1}{\sqrt{2}}$ (2) $\cos\theta = \f...

三角関数三角方程式sincostan角度ラジアン
2025/6/9