(1) n = 1のとき
左辺は4。
右辺は1−(−3)1=1−(−3)=1+3=4。 したがって、n = 1のとき等式は成り立つ。
(2) n = kのとき等式が成り立つと仮定する。つまり、
4+4⋅(−3)+4⋅(−3)2+⋯+4⋅(−3)k−1=1−(−3)k が成り立つと仮定する。
(3) n = k + 1のとき、等式が成り立つことを示す。つまり、
4+4⋅(−3)+4⋅(−3)2+⋯+4⋅(−3)k−1+4⋅(−3)k=1−(−3)k+1 を示す。
左辺は、帰納法の仮定より
4+4⋅(−3)+4⋅(−3)2+⋯+4⋅(−3)k−1+4⋅(−3)k=1−(−3)k+4⋅(−3)k =1+3⋅(−3)k =1+(−3)⋅(−3)k−1⋅3 =1+(−3)k+1 したがって、n = k + 1のときも等式は成り立つ。
(1), (2), (3)より、数学的帰納法によって、与えられた等式はすべての自然数nについて成り立つ。