与えられた連立一次方程式が解を持つかどうかを判定し、解を持つ場合は解の組の数を答える問題です。連立一次方程式は以下の通りです。 $2x + y - 4z - w = 1$ $x - y + z - 2w = -4$ $x + 2y - 5z + w = 2$

代数学連立一次方程式線形代数行列行基本変形解の存在解の個数
2025/6/15

1. 問題の内容

与えられた連立一次方程式が解を持つかどうかを判定し、解を持つ場合は解の組の数を答える問題です。連立一次方程式は以下の通りです。
2x+y4zw=12x + y - 4z - w = 1
xy+z2w=4x - y + z - 2w = -4
x+2y5z+w=2x + 2y - 5z + w = 2

2. 解き方の手順

与えられた連立一次方程式の拡大係数行列を作成し、行基本変形を行って簡約化します。簡約化された行列のランク(階数)と未知数の数を比較することで、解の存在と一意性を判定します。
拡大係数行列は以下の通りです。
$\begin{pmatrix}
2 & 1 & -4 & -1 & 1 \\
1 & -1 & 1 & -2 & -4 \\
1 & 2 & -5 & 1 & 2
\end{pmatrix}$
行基本変形を行います。まず1行目と2行目を入れ替えます。
$\begin{pmatrix}
1 & -1 & 1 & -2 & -4 \\
2 & 1 & -4 & -1 & 1 \\
1 & 2 & -5 & 1 & 2
\end{pmatrix}$
次に、2行目から1行目の2倍を引きます。3行目から1行目を引きます。
$\begin{pmatrix}
1 & -1 & 1 & -2 & -4 \\
0 & 3 & -6 & 3 & 9 \\
0 & 3 & -6 & 3 & 6
\end{pmatrix}$
次に、2行目を3で割ります。
$\begin{pmatrix}
1 & -1 & 1 & -2 & -4 \\
0 & 1 & -2 & 1 & 3 \\
0 & 3 & -6 & 3 & 6
\end{pmatrix}$
次に、3行目から2行目の3倍を引きます。
$\begin{pmatrix}
1 & -1 & 1 & -2 & -4 \\
0 & 1 & -2 & 1 & 3 \\
0 & 0 & 0 & 0 & -3
\end{pmatrix}$
最後の行は 0x+0y+0z+0w=30x+0y+0z+0w=-3 という式に対応しており、これは明らかに矛盾しています。したがって、この連立一次方程式は解を持ちません。

3. 最終的な答え

解なし

「代数学」の関連問題

与えられた多項式 $-4a^2bc^2 - 8a^3b^2c + 2a^2bc$ を因数分解する問題です。

因数分解多項式共通因数
2025/6/16

与えられた4次方程式 $x^4 - x^2 - 12 = 0$ を解く問題です。

方程式4次方程式二次方程式因数分解複素数
2025/6/16

2つの2次関数 $y = 2x^2 + 6x + 7$ (①) と $y = 2x^2 - 4x + 1$ (②) が与えられています。関数②のグラフを平行移動して関数①のグラフにするには、どのように...

二次関数平行移動平方完成グラフ
2025/6/16

与えられた二次関数 $y = -\sqrt{2}x^2 + \sqrt{3}x + 1$ の軸と頂点を求める問題です。

二次関数平方完成頂点
2025/6/16

問題は、分配法則のどちらか一方を証明することです。 一つ目は $(a+b) \times c = a \times c + b \times c$ が成り立つことを証明する。 二つ目は $a \tim...

分配法則代数証明
2025/6/16

(1) $(x^2 - 2x)^5$ の展開式における $x^7$ の項の係数を求めます。 (2) $(3x^2 + 1)^5$ の展開式における $x^6$ の項の係数を求めます。

二項定理展開係数
2025/6/16

$z = \cos\frac{2}{7}\pi + i\sin\frac{2}{7}\pi$ が与えられたとき、以下の2つの値を求めます。 (1) $z^6 + z^5 + z^4 + z^3 + z...

複素数ド・モアブルの定理等比数列の和複素数の計算
2025/6/16

$a_n = (\frac{\sqrt{3}+1}{2} + \frac{\sqrt{3}-1}{2}i)^{2n}$ が実数となる最小の自然数 $n$ を求め、そのときの $a_n$ の値を求めよ。

複素数極形式ド・モアブルの定理
2025/6/16

与えられた2次関数を $y = a(x-p)^2 + q$ の形に変形する問題です。具体的には、以下の2つの関数について変形を行います。 (1) $y = -x^2 - 3x$ (2) $y = 3x...

二次関数平方完成関数の変形
2025/6/16

与えられた2次関数 $y = 3x^2 - 3x - 6$ を扱います。問題の指示がないため、ここでは、与えられた関数を因数分解することを考えます。

二次関数因数分解
2025/6/16