2桁の自然数 A があり、一の位は 0 ではありません。A の一の位と十の位を入れ替えた数を B とし、A の一の位と十の位の和を C とします。 (1) A の十の位の数を $x$ 、一の位の数を $y$ として、A と B をそれぞれ $x$、$y$ を使った式で表します。 (2) A + B + C が 12 の倍数になることを説明します。

代数学整数文字式倍数数の性質
2025/6/16

1. 問題の内容

2桁の自然数 A があり、一の位は 0 ではありません。A の一の位と十の位を入れ替えた数を B とし、A の一の位と十の位の和を C とします。
(1) A の十の位の数を xx 、一の位の数を yy として、A と B をそれぞれ xxyy を使った式で表します。
(2) A + B + C が 12 の倍数になることを説明します。

2. 解き方の手順

(1)
* A の十の位が xx 、一の位が yy なので、A は 10x+y10x + y と表せます。
A=10x+yA = 10x + y
* B は A の十の位と一の位を入れ替えた数なので、10y+x10y + x と表せます。
B=10y+xB = 10y + x
(2)
* C は A の十の位と一の位の和なので、x+yx + y と表せます。
C=x+yC = x + y
* A + B + C を計算します。
A+B+C=(10x+y)+(10y+x)+(x+y)A + B + C = (10x + y) + (10y + x) + (x + y)
=10x+y+10y+x+x+y= 10x + y + 10y + x + x + y
=12x+12y= 12x + 12y
=12(x+y)= 12(x + y)
* xxyy は整数なので、x+yx+y も整数です。したがって、12(x+y)12(x + y) は 12 の倍数になります。

3. 最終的な答え

(1)
A = 10x+y10x + y
B = 10y+x10y + x
(2)
A + B + C = (10x+y)+(10y+x)+(x+y)=12x+12y=12(x+y)(10x + y) + (10y + x) + (x + y) = 12x + 12y = 12(x + y) となる。
x+yx + y は整数なので、12(x+y)12(x + y) は 12 の倍数である。
したがって、A + B + C は 12 の倍数である。

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