放物線 $y = x^2 + 2ax + b$ が点 $(1, 1)$ を通り、頂点が直線 $y = -x - 4$ 上にあるとき、定数 $a, b$ の値を求める。

代数学二次関数放物線平方完成頂点連立方程式
2025/6/16

1. 問題の内容

放物線 y=x2+2ax+by = x^2 + 2ax + b が点 (1,1)(1, 1) を通り、頂点が直線 y=x4y = -x - 4 上にあるとき、定数 a,ba, b の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、放物線が点 (1,1)(1, 1) を通るという条件から、bbaa で表す。次に、放物線の頂点の座標を求め、それが直線 y=x4y = -x - 4 上にあるという条件から、aa の値を求める。最後に、aa の値を用いて bb の値を求める。
ステップ1: 点 (1,1)(1, 1) を通る条件
放物線 y=x2+2ax+by = x^2 + 2ax + b が点 (1,1)(1, 1) を通るので、x=1x = 1, y=1y = 1 を代入すると、
1=12+2a(1)+b1 = 1^2 + 2a(1) + b
1=1+2a+b1 = 1 + 2a + b
b=2ab = -2a
ステップ2: 頂点の座標を求める
放物線の式を平方完成する。
y=x2+2ax+by = x^2 + 2ax + b
y=(x+a)2a2+by = (x + a)^2 - a^2 + b
頂点の座標は (a,a2+b)(-a, -a^2 + b) である。
ステップ3: 頂点が直線 y=x4y = -x - 4 上にある条件
頂点 (a,a2+b)(-a, -a^2 + b) が直線 y=x4y = -x - 4 上にあるので、
a2+b=(a)4-a^2 + b = -(-a) - 4
a2+b=a4-a^2 + b = a - 4
ステップ4: aa の値を求める
ステップ1で求めた b=2ab = -2a をステップ3の式に代入する。
a2+(2a)=a4-a^2 + (-2a) = a - 4
a22a=a4-a^2 - 2a = a - 4
a2+3a4=0a^2 + 3a - 4 = 0
(a+4)(a1)=0(a + 4)(a - 1) = 0
a=4a = -4 または a=1a = 1
ステップ5: bb の値を求める
a=4a = -4 のとき、b=2a=2(4)=8b = -2a = -2(-4) = 8
a=1a = 1 のとき、b=2a=2(1)=2b = -2a = -2(1) = -2

3. 最終的な答え

a=4,b=8a = -4, b = 8 または a=1,b=2a = 1, b = -2

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