ベクトル $\vec{a} = (1, 3, -2)$ と $\vec{b} = (2, -1, 3)$ について、以下の2つの値を求めます。 (1) 内積 $\vec{a} \cdot \vec{b}$ (2) $\vec{a}$ と $\vec{b}$ のなす角 $\theta$ (ただし、$0^\circ \leq \theta \leq 180^\circ$)

幾何学ベクトル内積ベクトルのなす角
2025/3/28

1. 問題の内容

ベクトル a=(1,3,2)\vec{a} = (1, 3, -2)b=(2,1,3)\vec{b} = (2, -1, 3) について、以下の2つの値を求めます。
(1) 内積 ab\vec{a} \cdot \vec{b}
(2) a\vec{a}b\vec{b} のなす角 θ\theta (ただし、0θ1800^\circ \leq \theta \leq 180^\circ)

2. 解き方の手順

(1) 内積 ab\vec{a} \cdot \vec{b} の計算
ベクトルの内積は、各成分の積の和で計算されます。
ab=(1)(2)+(3)(1)+(2)(3)\vec{a} \cdot \vec{b} = (1)(2) + (3)(-1) + (-2)(3)
=236= 2 - 3 - 6
=7= -7
(2) なす角 θ\theta の計算
ベクトルの内積の定義より、ab=abcosθ\vec{a} \cdot \vec{b} = |\vec{a}| |\vec{b}| \cos \theta が成り立ちます。
したがって、cosθ=abab\cos \theta = \frac{\vec{a} \cdot \vec{b}}{|\vec{a}| |\vec{b}|} となります。
まず、ベクトルの大きさを計算します。
a=12+32+(2)2=1+9+4=14|\vec{a}| = \sqrt{1^2 + 3^2 + (-2)^2} = \sqrt{1 + 9 + 4} = \sqrt{14}
b=22+(1)2+32=4+1+9=14|\vec{b}| = \sqrt{2^2 + (-1)^2 + 3^2} = \sqrt{4 + 1 + 9} = \sqrt{14}
cosθ=71414=714=12\cos \theta = \frac{-7}{\sqrt{14} \sqrt{14}} = \frac{-7}{14} = -\frac{1}{2}
0θ1800^\circ \leq \theta \leq 180^\circ の範囲で cosθ=12\cos \theta = -\frac{1}{2} となる θ\theta は、θ=120\theta = 120^\circ です。

3. 最終的な答え

(1) 内積 ab=7\vec{a} \cdot \vec{b} = -7
(2) なす角 θ=120\theta = 120^\circ

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