2次方程式 $ax^2 + bx + c = 0$ の判別式を $D = b^2 - 4ac$ とするとき、命題「2次方程式が実数解をもつ $\implies$ $D \geq 0$」の逆、裏、対偶を述べ、それぞれの真偽を調べる。
2025/6/16
1. 問題の内容
2次方程式 の判別式を とするとき、命題「2次方程式が実数解をもつ 」の逆、裏、対偶を述べ、それぞれの真偽を調べる。
2. 解き方の手順
与えられた命題を とおく。ここで、
* : 2次方程式が実数解をもつ
* :
(1) 逆:
すなわち、「 2次方程式が実数解をもつ」
これは真である。なぜなら、 であれば、2次方程式の解の公式から、実数解を持つことがわかるからである。
(2) 裏:
すなわち、「2次方程式が実数解をもたない 」
これは真である。なぜなら、2次方程式が実数解をもたないとき、それは虚数解を持つことを意味し、判別式が負になるからである。
(3) 対偶:
すなわち、「 2次方程式が実数解をもたない」
これは真である。なぜなら、元の命題が真であることから、対偶も真である。または、 であれば、2次方程式の解の公式から、虚数解を持つことがわかるからである。
3. 最終的な答え
* 元の命題: 「2次方程式が実数解をもつ 」: 真
* 逆: 「 2次方程式が実数解をもつ」: 真
* 裏: 「2次方程式が実数解をもたない 」: 真
* 対偶: 「 2次方程式が実数解をもたない」: 真