関数 $y=2\sin\left(\frac{\theta}{2}-\frac{\pi}{3}\right)+1$ の周期のうち、正で最小のものを求める。また、関数 $y=2\sin\left(\frac{\theta}{2}\right)$ のグラフを平行移動して与えられた関数 $y=2\sin\left(\frac{\theta}{2}-\frac{\pi}{3}\right)+1$ のグラフにする際の移動量を求める。

解析学三角関数周期グラフ平行移動
2025/6/16

1. 問題の内容

関数 y=2sin(θ2π3)+1y=2\sin\left(\frac{\theta}{2}-\frac{\pi}{3}\right)+1 の周期のうち、正で最小のものを求める。また、関数 y=2sin(θ2)y=2\sin\left(\frac{\theta}{2}\right) のグラフを平行移動して与えられた関数 y=2sin(θ2π3)+1y=2\sin\left(\frac{\theta}{2}-\frac{\pi}{3}\right)+1 のグラフにする際の移動量を求める。

2. 解き方の手順

(1) 周期を求める。
一般に、y=Asin(Bθ+C)+Dy=A\sin(B\theta+C)+D の周期は 2πB\frac{2\pi}{|B|} である。
与えられた関数 y=2sin(θ2π3)+1y=2\sin\left(\frac{\theta}{2}-\frac{\pi}{3}\right)+1 において、B=12B = \frac{1}{2} である。
したがって、周期は
2π12=2π12=4π\frac{2\pi}{|\frac{1}{2}|} = \frac{2\pi}{\frac{1}{2}} = 4\pi
(2) 平行移動を求める。
y=2sin(θ2π3)+1=2sin(12(θ2π3))+1y=2\sin\left(\frac{\theta}{2}-\frac{\pi}{3}\right)+1 = 2\sin\left(\frac{1}{2}(\theta-\frac{2\pi}{3})\right)+1
よって、y=2sin(θ2)y=2\sin\left(\frac{\theta}{2}\right) のグラフを θ\theta 軸方向に 2π3\frac{2\pi}{3}yy 軸方向に 11 だけ平行移動したものである。

3. 最終的な答え

ア:4
イ:2
ウ:3
エ:1

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