水平な地面に垂直に立つ塔があり、点Pから塔の先端を見上げた角度は$60^\circ$です。直線CP上で、点CからPを越えて遠ざかった点Qがあり、$PQ=x$とします。点Qから塔の先端を見上げた角度は$45^\circ$です。このとき、塔の高さを$x$を用いて表してください。
2025/6/16
1. 問題の内容
水平な地面に垂直に立つ塔があり、点Pから塔の先端を見上げた角度はです。直線CP上で、点CからPを越えて遠ざかった点Qがあり、とします。点Qから塔の先端を見上げた角度はです。このとき、塔の高さをを用いて表してください。
2. 解き方の手順
塔の高さを、点Cから塔の底までの距離をとします。
点Pから塔の先端を見上げた角度がなので、
(1)
点Qから塔の先端を見上げた角度がなので、
(2)
(1)式に(2)式を代入すると、
分母を有理化します。
しかし、塔の高さは正であるはずなので、符号を調整します。
点Cから点Pを超えて点Qを取っているので、, , の関係が成り立ちます。したがって、は常に正です。
この問題の図を描いて考えると、点Pは点Cよりも塔に近づく側にあります。
(1)式は
(2)式は
これらを連立して解くと
この解は、が正であるとき負になるため、矛盾します。問題文に誤りがあるか、解釈が間違っている可能性があります。
しかし、であるため、なので、であれば,より .
なので
したがって,
3. 最終的な答え
塔の高さは