次の条件を満たす一次関数の式を求める問題です。具体的には、以下の4つの条件に対応する一次関数 $y = ax + b$ を求めます。 (1) 変化の割合が $5$ で、$x = 0$ のとき $y = -4$ である。 (2) 変化の割合が $\frac{2}{5}$ で、$x = -10$ のとき $y = 2$ である。 (3) $x$ の値が $4$ 増加するとき $y$ の値が $2$ 減少し、$x = 1$ のとき $y = -1$ である。 (4) $x = -3$ のとき $y = 5$, $x = 1$ のとき $y = -3$ である。

代数学一次関数変化の割合傾き切片連立方程式
2025/3/9

1. 問題の内容

次の条件を満たす一次関数の式を求める問題です。具体的には、以下の4つの条件に対応する一次関数 y=ax+by = ax + b を求めます。
(1) 変化の割合が 55 で、x=0x = 0 のとき y=4y = -4 である。
(2) 変化の割合が 25\frac{2}{5} で、x=10x = -10 のとき y=2y = 2 である。
(3) xx の値が 44 増加するとき yy の値が 22 減少し、x=1x = 1 のとき y=1y = -1 である。
(4) x=3x = -3 のとき y=5y = 5, x=1x = 1 のとき y=3y = -3 である。

2. 解き方の手順

(1) 一次関数の式は y=ax+by = ax + b と表されます。変化の割合は aa なので、a=5a = 5 です。x=0x = 0 のとき y=4y = -4 ということは、yy 切片が 4-4 であることを意味するので、b=4b = -4 です。したがって、一次関数の式は y=5x4y = 5x - 4 となります。
(2) 変化の割合は a=25a = \frac{2}{5} です。したがって、y=25x+by = \frac{2}{5}x + b と表せます。x=10x = -10 のとき y=2y = 2 なので、これを代入して 2=25(10)+b2 = \frac{2}{5}(-10) + b を解きます。2=4+b2 = -4 + b より、b=6b = 6 となります。したがって、一次関数の式は y=25x+6y = \frac{2}{5}x + 6 となります。
(3) xx の値が 44 増加するとき yy の値が 22 減少するので、変化の割合は a=24=12a = \frac{-2}{4} = -\frac{1}{2} です。したがって、y=12x+by = -\frac{1}{2}x + b と表せます。x=1x = 1 のとき y=1y = -1 なので、1=12(1)+b-1 = -\frac{1}{2}(1) + b を解きます。1=12+b-1 = -\frac{1}{2} + b より、b=12b = -\frac{1}{2} となります。したがって、一次関数の式は y=12x12y = -\frac{1}{2}x - \frac{1}{2} となります。
(4) 異なる二つの点 (3,5)(-3, 5)(1,3)(1, -3) を通る一次関数の式を求めます。変化の割合は a=351(3)=84=2a = \frac{-3 - 5}{1 - (-3)} = \frac{-8}{4} = -2 です。したがって、y=2x+by = -2x + b と表せます。x=1x = 1 のとき y=3y = -3 なので、3=2(1)+b-3 = -2(1) + b を解きます。3=2+b-3 = -2 + b より、b=1b = -1 となります。したがって、一次関数の式は y=2x1y = -2x - 1 となります。

3. 最終的な答え

(1) y=5x4y = 5x - 4
(2) y=25x+6y = \frac{2}{5}x + 6
(3) y=12x12y = -\frac{1}{2}x - \frac{1}{2}
(4) y=2x1y = -2x - 1

「代数学」の関連問題

曲線 $C: y = |x^2 - x - 2| - x + 1$ と直線 $l: y = -x + a$ がある。 (1) $C$ のグラフの概形を描く。 (2) $C$ と $l$ が接するときの...

絶対値二次関数グラフ接線共有点判別式
2025/7/27

ある店で1個100円のりんごが1日に200個売れている。りんごの販売価格を1円安くするごとに、1日に売れるりんごの個数が4個ずつ増加する。1日のりんごの売上金額が最大となるのは、りんご1個の販売価格を...

二次関数最大値最適化微分
2025/7/27

初項が8、公差が7の等差数列において、400が第何項であるかを求める。

等差数列数列一般項
2025/7/27

与えられた命題を対偶を利用して証明する問題です。 (1) $x+y > a$ ならば「$x > a-b$ または $y > b$」 (2) $x$ についての方程式 $ax + b = 0$ がただ1...

命題対偶論理不等式方程式証明
2025/7/27

A町から16km離れたB町まで行くのに、途中のC町までは時速3kmで歩き、C町からは時速4kmで歩いたところ、4時間30分かかった。A町からC町までの道のりと、C町からB町までの道のりをそれぞれ求める...

連立方程式文章題距離速さ時間
2025/7/27

2次方程式 $2x^2 - 18x + 12 = 0$ を解く問題です。

二次方程式解の公式平方根
2025/7/27

問5:初項が30、第12項までの和が162である等差数列の公差を求めよ。 問6:次の数列の和を求めよ。 (1) 初項3、公差2の等差数列の第100項までの和。 (2) 初項-7、公差-2の等差数列の第...

等差数列数列の和公差
2025/7/27

与えられた3つのベクトル $a = \begin{pmatrix} 1 \\ 0 \\ -2 \end{pmatrix}$, $b = \begin{pmatrix} 3 \\ 2 \\ -1 \en...

線形代数ベクトル1次独立1次従属行列式
2025/7/27

問題は、十の位の数が百の位の数と一の位の数の和に等しい3桁の自然数が11の倍数になることを説明する穴埋め問題です。

整数の性質倍数3桁の自然数代数式
2025/7/27

問題は、実数 $x, y$ について、以下の2つの命題を対偶を用いて証明することです。 (1) $x+y > 5$ ならば「$x > 3$ または $y > 2$」 (2) $y^2 \neq y$ ...

命題対偶不等式実数
2025/7/27