放物線 $y = x^2 - 4x + k + 2$ と直線 $y = kx - 5$ が接するときの $k$ の値を求め、それぞれの $k$ の値に対応する接点の座標を求める問題です。ただし、$k$ の値には大小関係があります。

代数学二次関数接線判別式二次方程式
2025/6/17

1. 問題の内容

放物線 y=x24x+k+2y = x^2 - 4x + k + 2 と直線 y=kx5y = kx - 5 が接するときの kk の値を求め、それぞれの kk の値に対応する接点の座標を求める問題です。ただし、kk の値には大小関係があります。

2. 解き方の手順

放物線と直線が接するということは、それらの式を連立させて得られる2次方程式が重解を持つということです。
まず、yy を消去して、xx についての2次方程式を作ります。
x24x+k+2=kx5x^2 - 4x + k + 2 = kx - 5
x2(4+k)x+k+7=0x^2 - (4+k)x + k + 7 = 0
この2次方程式が重解を持つ条件は、判別式 DD が 0 であることです。
D=(4+k)24(k+7)=0D = (4+k)^2 - 4(k+7) = 0
16+8k+k24k28=016 + 8k + k^2 - 4k - 28 = 0
k2+4k12=0k^2 + 4k - 12 = 0
(k+6)(k2)=0(k+6)(k-2) = 0
したがって、k=6,2k = -6, 2 です。条件より、kk の値には大小関係があるので、k=6,2k = -6, 2 です。
k=6k = -6 のとき、2次方程式は x2(46)x+(6)+7=0x^2 - (4-6)x + (-6) + 7 = 0 より、x2+2x+1=0x^2 + 2x + 1 = 0 となり、(x+1)2=0(x+1)^2 = 0 なので、x=1x = -1 です。
y=kx5=6(1)5=65=1y = kx - 5 = -6(-1) - 5 = 6 - 5 = 1 なので、接点の座標は (1,1)(-1, 1) です。
k=2k = 2 のとき、2次方程式は x2(4+2)x+2+7=0x^2 - (4+2)x + 2 + 7 = 0 より、x26x+9=0x^2 - 6x + 9 = 0 となり、(x3)2=0(x-3)^2 = 0 なので、x=3x = 3 です。
y=kx5=2(3)5=65=1y = kx - 5 = 2(3) - 5 = 6 - 5 = 1 なので、接点の座標は (3,1)(3, 1) です。

3. 最終的な答え

k=6,2k = -6, 2
k=6k = -6 のとき、接点の座標は (1,1)(-1, 1)

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