関数 $y = 2x + \sqrt{x^2 - 1}$ の微分を求める問題です。

解析学微分合成関数の微分関数の微分
2025/6/18

1. 問題の内容

関数 y=2x+x21y = 2x + \sqrt{x^2 - 1} の微分を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、yyxx で微分します。
yy は2つの項の和なので、それぞれの項を微分します。
第1項 2x2x の微分は、
ddx(2x)=2\frac{d}{dx}(2x) = 2
第2項 x21\sqrt{x^2 - 1} の微分は、合成関数の微分法(チェインルール)を使用します。
u=x21u = x^2 - 1 とおくと、x21=u\sqrt{x^2 - 1} = \sqrt{u} となります。
ddu(u)=12u\frac{d}{du}(\sqrt{u}) = \frac{1}{2\sqrt{u}}
dudx=ddx(x21)=2x\frac{du}{dx} = \frac{d}{dx}(x^2 - 1) = 2x
したがって、合成関数の微分法により、
ddx(x21)=ddu(u)dudx=12u2x=2x2x21=xx21\frac{d}{dx}(\sqrt{x^2 - 1}) = \frac{d}{du}(\sqrt{u}) \cdot \frac{du}{dx} = \frac{1}{2\sqrt{u}} \cdot 2x = \frac{2x}{2\sqrt{x^2 - 1}} = \frac{x}{\sqrt{x^2 - 1}}
yy の微分は、それぞれの項の微分の和なので、
dydx=2+xx21\frac{dy}{dx} = 2 + \frac{x}{\sqrt{x^2 - 1}}
通分して整理すると、
dydx=2x21+xx21\frac{dy}{dx} = \frac{2\sqrt{x^2 - 1} + x}{\sqrt{x^2 - 1}}

3. 最終的な答え

dydx=2x21+xx21\frac{dy}{dx} = \frac{2\sqrt{x^2 - 1} + x}{\sqrt{x^2 - 1}}

「解析学」の関連問題

$0 \le x < 2\pi$ の範囲で、以下の方程式と不等式を解く。 (1) $\sqrt{3}\sin{x} - \cos{x} = \sqrt{3}$ (2) $\sqrt{3}\sin{x}...

三角関数方程式不等式三角関数の合成
2025/6/25

定積分 $\int_{-1}^{2} |2x^2 - x - 1| dx$ を、絶対値を用いない定積分の式に書き換え、その値を求める。

定積分絶対値積分計算
2025/6/25

定積分 $\int_{2}^{3} \frac{1}{x^2-1} dx$ を計算します。

定積分部分分数分解積分対数関数
2025/6/25

与えられた積分 $\int x^2 \sqrt{x^3 + 1} \, dx$ を計算します。

積分置換積分
2025/6/25

$\frac{(\sqrt{x}+1)^2}{x} = \frac{x + 2\sqrt{x} + 1}{x} = 1 + \frac{2}{\sqrt{x}} + \frac{1}{x}$

積分定積分指数関数部分積分
2025/6/25

以下の6つの関数を微分する問題です。 (1) $\sqrt{x} + \frac{1}{x}$ (2) $\frac{x+2}{x^2+x-4}$ (3) $\cos^2{x}$ (4) $e^x -...

微分関数の微分合成関数の微分商の微分積の微分
2025/6/25

次の関数を微分せよ。 $f(x) = \sqrt[4]{x} + \frac{1}{x}$

微分関数冪関数
2025/6/25

与えられた関数 $y = (\sin x)^x$ ($0 < x < \pi$) を対数微分法を用いて微分する問題です。

微分対数微分法三角関数
2025/6/25

与えられた8つの2階線形微分方程式の一般解を求めます。(1)から(4)は斉次方程式、(5)から(8)は非斉次方程式です。斉次方程式は特性方程式を用いて解き、非斉次方程式は未定係数法などを用いて解きます...

微分方程式2階線形微分方程式一般解斉次方程式非斉次方程式特性方程式未定係数法
2025/6/25

$x, y$ は相異なる正の実数とする。数列 $\{a_n\}$ が $a_1 = 0$, $a_{n+1} = x a_n + y^{n+1}$ ($n = 1, 2, 3, \dots$) で定義...

数列極限漸化式収束
2025/6/25