6x6のマスに1から36までの数字が順番に並んでいる。この表の中から2x2の正方形を取り出し、右上 x 左下 - 左上 x 右上の計算を行うと、常に一定の値になるという。 (1) その一定の値を求めよ。 (2) どの部分を切り取っても(1)の値になることを文字式を使って証明せよ。

代数学数表文字式式の展開証明
2025/6/18

1. 問題の内容

6x6のマスに1から36までの数字が順番に並んでいる。この表の中から2x2の正方形を取り出し、右上 x 左下 - 左上 x 右上の計算を行うと、常に一定の値になるという。
(1) その一定の値を求めよ。
(2) どの部分を切り取っても(1)の値になることを文字式を使って証明せよ。

2. 解き方の手順

(1) 図に示された2x2の正方形の数字を使って、計算を行う。
右上 x 左下 - 左上 x 右下の計算を行うと、14 x 9 - 8 x 15 = 126 - 120 = 6となる。
(2) 2x2の正方形の左上の数をnとする。
このとき、
左上: n
右上: n + 6
左下: n + 1
右下: n + 7
となる。
右上 x 左下 - 左上 x 右下 = (n+6)(n+1)n(n+7)(n+6)(n+1) - n(n+7)
=n2+n+6n+6n27n= n^2 + n + 6n + 6 - n^2 - 7n
=n2+7n+6n27n= n^2 + 7n + 6 - n^2 - 7n
=6= 6
となり、nによらず常に6になる。

3. 最終的な答え

(1) 6
(2) (証明)
2x2の正方形の左上の数をnとすると、
左上: n
右上: n + 6
左下: n + 1
右下: n + 7
右上 x 左下 - 左上 x 右下 = (n+6)(n+1)n(n+7)=6(n+6)(n+1) - n(n+7) = 6
したがって、表のどの部分を切り取っても、計算結果は6になる。

「代数学」の関連問題

与えられた式 $(2x-7y-1)(2x+7y+1)$ を工夫して計算しなさい。

式の展開因数分解多項式
2025/6/18

関数 $y = 2x^2 - 12x + c$ の $1 \le x \le 4$ における最大値が5となるように定数 $c$ の値を定め、そのときの最小値を求めよ。

二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/6/18

関数 $y = 2x^2 - 12x + c$ ($1 \le x \le 4$) の最大値が5であるように、定数 $c$ の値を定め、そのときの最小値を求める。

二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/6/18

次の式を工夫して計算しなさい。 $(2x - 7y - 1)(2x + 7y + 1)$

式の展開因数分解多項式
2025/6/18

6. (3) $x^2 + 8x + a$ が正の整数 $b, c$ を用いて $(x+b)(x+c)$ と因数分解できるような定数 $a$ の値を全て求める。ただし、$b=c$ となる場合も含む。 ...

二次方程式因数分解平方根素数整数
2025/6/18

問題は、次の2つのパートから構成されています。 パート1:次の計算をしなさい。(全10問) パート2:次の式を因数分解しなさい。(全8問)

式の計算因数分解展開多項式
2025/6/18

与えられた4つの2次関数について、グラフを描き、軸と頂点を求める問題です。 (1) $y = x^2 - 4x + 3$ (2) $y = 2x^2 + 8x + 3$ (3) $y = -3x^2 ...

二次関数平方完成グラフ頂点
2025/6/18

与えられた2次関数について、グラフを描き、軸と頂点を求める問題です。 (1) $y = 2(x+2)^2 + 1$ (2) $y = -\frac{1}{2}(x-2)^2 - 1$

二次関数グラフ放物線頂点
2025/6/18

行列 $A, B, C, D$ が与えられたとき、以下の計算をしなさい。 (1) $A+B$ (2) $B+C$ (3) $A+D$ (4) $A^T$ (5) $B^T$ (6) $AD$ (7) ...

行列行列の加算行列の転置行列の積
2025/6/18

問題3:2次関数 $y = 2(x - 2)^2 - 3$ の $0 \leq x \leq 3$ における最大値と最小値を求めよ。 問題4:長さ6mの金網を直角に折り曲げて、直角な壁の隅に囲いを作る...

二次関数最大値最小値平方完成
2025/6/18