2つの関数 $y = -x^2 + 3x + 2$ と $y = x - 1$ で囲まれた部分の面積を求める問題です。

解析学積分面積二次関数定積分
2025/6/18

1. 問題の内容

2つの関数 y=x2+3x+2y = -x^2 + 3x + 2y=x1y = x - 1 で囲まれた部分の面積を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、2つの関数の交点の xx 座標を求めます。
2つの関数を連立させて、
x2+3x+2=x1-x^2 + 3x + 2 = x - 1
x22x3=0x^2 - 2x - 3 = 0
(x3)(x+1)=0(x - 3)(x + 1) = 0
よって、x=3,1x = 3, -1 が交点の xx 座標です。
次に、積分範囲を決定します。x=1x = -1 から x=3x = 3 までです。
この区間でどちらの関数が大きいか確認します。
例えば、x=0x=0 のとき、y=x2+3x+2=2y = -x^2 + 3x + 2 = 2y=x1=1y = x - 1 = -1 であるため、x2+3x+2-x^2 + 3x + 2 の方が大きいです。
したがって、求める面積 SS は、
S=13((x2+3x+2)(x1))dxS = \int_{-1}^3 ((-x^2 + 3x + 2) - (x - 1)) dx
S=13(x2+2x+3)dxS = \int_{-1}^3 (-x^2 + 2x + 3) dx
S=[13x3+x2+3x]13S = [-\frac{1}{3}x^3 + x^2 + 3x]_{-1}^3
S=(13(3)3+(3)2+3(3))(13(1)3+(1)2+3(1))S = (-\frac{1}{3}(3)^3 + (3)^2 + 3(3)) - (-\frac{1}{3}(-1)^3 + (-1)^2 + 3(-1))
S=(9+9+9)(13+13)S = (-9 + 9 + 9) - (\frac{1}{3} + 1 - 3)
S=9(132)S = 9 - (\frac{1}{3} - 2)
S=9(53)S = 9 - (-\frac{5}{3})
S=9+53S = 9 + \frac{5}{3}
S=273+53S = \frac{27}{3} + \frac{5}{3}
S=323S = \frac{32}{3}

3. 最終的な答え

323\frac{32}{3}

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