$m$ を定数とする。二次方程式 $x^2 - 2mx + m + 2 = 0$ の解の種類を判別せよ。

代数学二次方程式判別式解の判別
2025/6/18

1. 問題の内容

mm を定数とする。二次方程式 x22mx+m+2=0x^2 - 2mx + m + 2 = 0 の解の種類を判別せよ。

2. 解き方の手順

二次方程式の解の種類は判別式 DD によって判別できます。
D>0D > 0 のとき、異なる2つの実数解を持つ。
D=0D = 0 のとき、重解(実数解)を持つ。
D<0D < 0 のとき、異なる2つの虚数解を持つ。
二次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の判別式 DDD=b24acD = b^2 - 4ac で与えられます。
与えられた二次方程式 x22mx+m+2=0x^2 - 2mx + m + 2 = 0 において、a=1,b=2m,c=m+2a = 1, b = -2m, c = m + 2 です。
したがって、判別式 DD
D=(2m)24(1)(m+2)=4m24m8=4(m2m2)=4(m2)(m+1)D = (-2m)^2 - 4(1)(m + 2) = 4m^2 - 4m - 8 = 4(m^2 - m - 2) = 4(m - 2)(m + 1)
となります。
D>0D > 0 となるのは、4(m2)(m+1)>04(m - 2)(m + 1) > 0 より (m2)(m+1)>0(m - 2)(m + 1) > 0 なので、m<1m < -1 または m>2m > 2 のときです。
D=0D = 0 となるのは、4(m2)(m+1)=04(m - 2)(m + 1) = 0 より (m2)(m+1)=0(m - 2)(m + 1) = 0 なので、m=1m = -1 または m=2m = 2 のときです。
D<0D < 0 となるのは、4(m2)(m+1)<04(m - 2)(m + 1) < 0 より (m2)(m+1)<0(m - 2)(m + 1) < 0 なので、1<m<2-1 < m < 2 のときです。

3. 最終的な答え

m<1m < -1 または m>2m > 2 のとき、異なる2つの実数解を持つ。
m=1m = -1 または m=2m = 2 のとき、重解を持つ。
1<m<2-1 < m < 2 のとき、異なる2つの虚数解を持つ。

「代数学」の関連問題

$x$ の2次方程式 $x^2 - (a+2)x + a^2 + \frac{5}{2}a - 5 = 0$ が実数解 $\alpha$, $\beta$ ($\alpha \le \beta$) を...

二次方程式解の公式判別式最大値最小値二次関数
2025/6/18

$(x + 6)(y - 6) = x(y - 6) + 6(y - 6)$

展開因数分解二次式分配法則
2025/6/18

$67^2 - 33^2$ を工夫して計算しなさい。

因数分解式の計算計算
2025/6/18

2次方程式 $x^2 - (a+2)x + a^2 + \frac{5}{2}a - 5 = 0$ が実数解 $\alpha, \beta$ ($\alpha \le \beta$) を持つとき、以下...

二次方程式判別式解の公式最大値不等式
2025/6/18

問題18:次の2数を解とする2次方程式を1つ求めよ。 (1) -2, 3 (2) 1+$\sqrt{2}$, 1-$\sqrt{2}$ (3) 2+3i, 2-3i 問題19:2次方程式 $x^2+3...

二次方程式解と係数の関係複素数因数分解
2025/6/18

$x, y$ は実数であるとする。 $x=2$ は $x^2 = 4$ であるための何条件か?選択肢から選ぶ。

必要十分条件集合論理
2025/6/18

$c$ は実数の定数とする。複素数平面上で $\alpha = c + i$, $\beta = 1$, $\gamma = 3i$ を表す点をそれぞれ A, B, C とするとき、以下の問いに答える...

複素数平面複素数幾何
2025/6/18

与えられた問題は、総和記号(シグマ)を用いて表された数列の和を求める問題です。具体的には、$\sum_{k=2}^{n} (k-1)$ を計算します。

数列総和シグマ公式
2025/6/18

$\sum_{k=2}^{n} (k-1)$ を計算します。

数列シグマ級数
2025/6/18

3次方程式 $2x^3 + ax^2 - 4x + b = 0$ が $x=1$ を2重解として持つとき、定数 $a, b$ の値と、他の解 $\alpha$ を求める問題です。

3次方程式解の公式因数分解重解係数比較
2025/6/18