$1 \le x \le 1$ の範囲において、常に $x^2 - 2ax + a + 6 \ge 0$ が成り立つような定数 $a$ の値の範囲を求める問題です。問題文中に $1 \le x \le 1$ とありますが、$ -1 \le x \le 1$ が正しいものとして解きます。

代数学二次不等式平方完成最大値・最小値二次関数
2025/6/18

1. 問題の内容

1x11 \le x \le 1 の範囲において、常に x22ax+a+60x^2 - 2ax + a + 6 \ge 0 が成り立つような定数 aa の値の範囲を求める問題です。問題文中に 1x11 \le x \le 1 とありますが、1x1 -1 \le x \le 1 が正しいものとして解きます。

2. 解き方の手順

与えられた不等式 x22ax+a+60x^2 - 2ax + a + 6 \ge 0f(x)=x22ax+a+6f(x) = x^2 - 2ax + a + 6 とおきます。
f(x)f(x) を平方完成すると、
f(x)=(xa)2a2+a+6f(x) = (x - a)^2 - a^2 + a + 6
軸は x=ax = a です。
(i) a<1a < -1 のとき、1x1-1 \le x \le 1f(x)f(x) は増加関数なので、x=1x = -1 で最小値をとります。
f(1)=(1)22a(1)+a+6=1+2a+a+6=3a+70f(-1) = (-1)^2 - 2a(-1) + a + 6 = 1 + 2a + a + 6 = 3a + 7 \ge 0
3a73a \ge -7
a73a \ge -\frac{7}{3}
a<1a < -1a73a \ge -\frac{7}{3} の共通範囲は 73a<1-\frac{7}{3} \le a < -1 です。
(ii) 1a1-1 \le a \le 1 のとき、f(x)f(x) の最小値は頂点の x=ax = a でとります。
f(a)=a2+a+60f(a) = -a^2 + a + 6 \ge 0
a2a60a^2 - a - 6 \le 0
(a3)(a+2)0(a - 3)(a + 2) \le 0
2a3-2 \le a \le 3
1a1-1 \le a \le 12a3-2 \le a \le 3 の共通範囲は 1a1-1 \le a \le 1 です。
(iii) a>1a > 1 のとき、1x1-1 \le x \le 1f(x)f(x) は減少関数なので、x=1x = 1 で最小値をとります。
f(1)=122a(1)+a+6=12a+a+6=a+70f(1) = 1^2 - 2a(1) + a + 6 = 1 - 2a + a + 6 = -a + 7 \ge 0
a7a \le 7
a>1a > 1a7a \le 7 の共通範囲は 1<a71 < a \le 7 です。
(i), (ii), (iii) を合わせると、 73a<1-\frac{7}{3} \le a < -1, 1a1-1 \le a \le 1, 1<a71 < a \le 7 より、73a7-\frac{7}{3} \le a \le 7 です。
問題文の形式に合わせると、73a7 -\frac{7}{3} \le a \le 7 となり、最初の空欄は 78-\frac{7}{8} なので、 73-\frac{7}{3} が正しいでしょう。 また、問題文の最後の空欄は 77 となります。

3. 最終的な答え

73a7-\frac{7}{3} \le a \le 7
最初の空欄: 3
最後の空欄: 7

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