$\sqrt{14-a}$ の値が整数となるような自然数 $a$ の値をすべて求める問題です。

数論平方根整数自然数
2025/6/18

1. 問題の内容

14a\sqrt{14-a} の値が整数となるような自然数 aa の値をすべて求める問題です。

2. 解き方の手順

14a\sqrt{14-a} が整数となるためには、14a14-a が0以上の整数の2乗になる必要があります。
すなわち、14a=n214-a = n^2 となる0以上の整数 nn が存在する必要があります。
また、aa は自然数であるため、a1a \ge 1 です。
14a=n214-a = n^2 より、a=14n2a = 14-n^2 となります。
a1a \ge 1 であることから、14n2114-n^2 \ge 1 が成り立ちます。
この不等式を解くと、
14n2114-n^2 \ge 1
13n213 \ge n^2
n213n^2 \le 13
nnは0以上の整数なので、nnが取りうる値は、n=0,1,2,3n = 0, 1, 2, 3 です。
それぞれのnnに対して、a=14n2a = 14 - n^2 を計算します。
* n=0n = 0 のとき、a=1402=14a = 14 - 0^2 = 14
* n=1n = 1 のとき、a=1412=13a = 14 - 1^2 = 13
* n=2n = 2 のとき、a=1422=10a = 14 - 2^2 = 10
* n=3n = 3 のとき、a=1432=5a = 14 - 3^2 = 5

3. 最終的な答え

a=5,10,13,14a = 5, 10, 13, 14

「数論」の関連問題

問題4(1): 2桁の自然数について、その数の一の位の数の4倍を足すと5の倍数になることを説明せよ。

整数の性質倍数桁数
2025/7/27

7で割ると2余り、9で割ると7余る自然数 $n$ を、63で割ったときの余りを求めよ。

合同式剰余中国剰余定理
2025/7/27

次の2つの不定方程式の整数解を全て求める問題です。 (1) $11x + 8y = 1$ (2) $56x - 23y = 2$

不定方程式整数解ユークリッドの互除法
2025/7/27

7の2022乗の1の位の数を求める問題です。つまり、$7^{2022}$ の一の位を求める問題です。

整数の性質累乗周期性mod
2025/7/27

与えられた線形方程式 $25x - 61y = 12$ を解くことを求められています。ただし、整数解を求めることを想定します。

ディオファントス方程式整数解拡張ユークリッドの互除法
2025/7/27

$n$ は自然数とする。$n+1$ は 6 の倍数であり、$n+4$ は 9 の倍数であるとき、$n+13$ は 18 の倍数であることを証明する。

整数の性質倍数合同式証明
2025/7/27

正の整数 $n$ が与えられたとき、$n$, 175, 250 の最大公約数が 25 であり、最小公倍数が 3500 であるような $n$ をすべて求める問題です。

最大公約数最小公倍数素因数分解
2025/7/27

整数 $n$ について、以下の3つの命題を証明する。 (1) $n^2 + 3n$ は偶数である。 (2) $n^3 + 3n^2 + 2n$ は6の倍数である。 (3) $n$ が奇数ならば、$n^...

整数の性質倍数因数分解偶数奇数
2025/7/27

$m$, $n$, $k$ は自然数とする。命題「積 $mnk$ は偶数ならば、$m$, $n$, $k$ の少なくとも1つは偶数である」が真であることを証明する。

命題対偶整数の性質偶数奇数証明
2025/7/27

整数 $n$ について、「$n^3 + 1$ が奇数ならば、$n$ は偶数である」という命題を、対偶を用いて証明する。

命題証明対偶整数の性質偶数奇数代数
2025/7/27