(1) 第20群の最初の項を求める。
群数列の規則性から、奇数群は奇数が並び、偶数群は偶数が並ぶことがわかります。
第1群から第19群までの項数を合計し、それに基づいて第20群の最初の項を求めます。
第n群にはn個の項が含まれるので、第1群から第19群までの項数の合計は、 1+2+3+⋯+19=219(1+19)=219⋅20=190 となります。
偶数群なので、第20群の最初の項は偶数です。
第1群は1, 第2群は2, 4, 第3群は3, 5, 7, 第4群は6, 8, 10, 12, …
第19群は奇数群なので、第1群、第3群、第5群、…, 第19群の項は奇数です。
第2群、第4群、…, 第18群の項は偶数です。
第18群の最後の項をyとすると、第20群はy+2から始まる20個の偶数です。
奇数群の場合、第(n−2)群の最後の項をxとすると、第n群にはx+2から連続するn個の奇数が並びます。 偶数群の場合、第(n−2)群の最後の項をyとすると、第n群にはy+2から連続するn個の偶数が並びます。 したがって、第20群の最初の項は、数列全体の191番目の偶数となります。
数列全体は、1, 2, 4, 3, 5, 7, 6, 8, 10, 12, 9, 11, 13, 15, 17, …
なので、奇数と偶数が交互に現れます。
第1群から第19群までの項数は190なので、第20群の最初の項は191番目の数です。
偶数群は2, 4, 6, 8, ...と続くため、第n群の最初の偶数はnとなります。したがって、第20群の最初の項は(190+1)番目の偶数なので、2190+20=110は成り立ちません。 第n群の最初の項は、
a16=114 a17=129 a18=146 a19=163 a20=182 (2) 第(2k−1)群の最初の項を求める。 第1群: 1
第3群: 3, 5, 7
第5群: 9, 11, 13, 15, 17
第7群: 19, 21, 23, 25, 27, 29, 31
最初の項は1, 3, 9, 19, ...
この数列の階差数列は2, 6, 10, ... これは初項2, 公差4の等差数列。
したがって、第k項は1+∑i=1k−1(2+4(i−1))=1+∑i=1k−1(4i−2)=1+42(k−1)k−2(k−1)=1+2k(k−1)−2(k−1)=1+2k2−2k−2k+2=2k2−4k+3 (3) Sm+1−Sm>1000となる最小の自然数mを求める。 Sm+1−Smは第(m+1)群の項の総和を表します。 第(m+1)群には(m+1)個の項があります。 第(m+1)群の最初の項をam+1とすると、Sm+1−Sm=2(m+1)(2am+1+(m+1−1)d)=2(m+1)(2am+1+md) mが奇数のとき、d=2, mが偶数のとき、d=2。したがってd=2です。 Sm+1−Sm=2(m+1)(2am+1+2m)=(m+1)(am+1+m) Sm+1−Sm>1000なので、(m+1)(am+1+m)>1000 am+1≈2(2m+1)2−4(2m+1)+3 if m is odd am+1≈2(2m+1)n2 if m is even m=31: (31+1)(a32+31)>1000, 32(a32+31)>1000 a32>321000−31=31.25−31=0.25 これは明らかに誤りです。 第(m+1)群の項の総和は、Sm+1−Sm=(m+1)⋅2am+1+am+1+(m+1−1)×2=(m+1)⋅(am+1+m) am+1は第(m+1)群の最初の項。 この数列の項はほぼ等間隔なので、第(m+1)群の最初の項をam+1とすると、am+1≈2m2。 (m+1)(2m2+m)>1000 (m+1)(m2+2m)>2000 (m+1)m(m+2)>2000 m=10: 11⋅10⋅12=1320 m=11: 12⋅11⋅13=1716 m=12: 13⋅12⋅14=2184