円Oにおいて、図に示された角 $x$ と角 $y$ の大きさを求める問題です。問題は(1)と(2)の2つあります。

幾何学円周角中心角角度二等辺三角形
2025/6/19

1. 問題の内容

円Oにおいて、図に示された角 xx と角 yy の大きさを求める問題です。問題は(1)と(2)の2つあります。

2. 解き方の手順

(1)
円周角の定理より、弧ABに対する円周角∠ACBは5555^\circなので、中心角∠AOBはその2倍となります。
y=2×55=110y = 2 \times 55^\circ = 110^\circ
また、円周角の定理より、弧CDに対する円周角∠CADと∠CBDは等しくなります。
円周角∠CAD = ∠CBD = xx
四角形ACBDの内角の和は360°なので、
55+x+(180y)+x=36055^\circ + x + (180^\circ-y)+x=360^\circ
55+x+(180110)+x=36055^\circ + x + (180^\circ-110^\circ)+x=360^\circ
55+x+70+x=36055^\circ + x + 70^\circ + x=360^\circ
2x+125=1802x+125^\circ=180^\circ
2x=3601252x=360^\circ-125^\circ
2x=2352x = 235^\circ
x=117.5x = 117.5^\circ
別の方法:
CAB=55\angle CAB = 55^\circなので、中心角COB=2x\angle COB = 2x
AOB=y=110\angle AOB = y = 110^\circなので、
COB+AOB=360\angle COB+\angle AOB=360^\circ
COA+y=360\angle COA+y =360^\circ
COA=360CODDOBAOB\angle COA=360^\circ-\angle COD-\angle DOB-\angle AOB
x=12AOB=12(3602(55))=12(360110)=2502=125x = \frac{1}{2}\angle AOB=\frac{1}{2}(360^\circ - 2(55^\circ)) = \frac{1}{2} (360^\circ-110^\circ) = \frac{250^\circ}{2} = 125^\circ
(2)
OAC\triangle OACにおいて、OA=OC(円の半径)なので、OAC\triangle OACは二等辺三角形である。
したがって、OCA=OAC=50\angle OCA=\angle OAC=50^\circ
AOC=1805050=80\angle AOC=180^\circ-50^\circ-50^\circ=80^\circ
OBD\triangle OBDにおいて、OB=OD(円の半径)なので、OBD\triangle OBDは二等辺三角形である。
したがって、OBD=ODB=y\angle OBD=\angle ODB=y
BOD=180yy=1802y\angle BOD=180^\circ-y-y=180^\circ-2y
円周角の定理よりCAD=60\angle CAD=60^\circなので、COD=2×60=120\angle COD = 2 \times 60^\circ = 120^\circ
AOC+COD+BOD=360\angle AOC+\angle COD+\angle BOD=360^\circ
80+120+1802y=36080^\circ+120^\circ+180^\circ-2y=360^\circ
3802y=360380^\circ - 2y = 360^\circ
2y=3803602y = 380^\circ-360^\circ
2y=202y=20^\circ
y=10y=10^\circ
ODB=y=10\angle ODB=y=10^\circ
AOD=360(AOC+COD)=360(80+120)=160\angle AOD=360^\circ-(\angle AOC+\angle COD)=360^\circ-(80^\circ+120^\circ) = 160^\circ
C=x=12AOD=12×160=80\angle C = x = \frac{1}{2} \angle AOD=\frac{1}{2} \times 160^\circ=80^\circ

3. 最終的な答え

(1)
x=55x = 55^\circ, y=110y = 110^\circ
(2)
x=80x = 80^\circ, y=10y = 10^\circ

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