与えられた画像にある3つの問題について答えます。 最初の2つの問題は、信号 P, Q を車で通過するときの確率に関するものです。 3つ目の問題は、AとBが2回ジャンケンをするときの確率に関するものです。 4つ目の問題は、あるくじを1本引いた時の賞金の期待値を計算する問題です。

確率論・統計学確率期待値独立事象余事象ジャンケン
2025/6/19

1. 問題の内容

与えられた画像にある3つの問題について答えます。
最初の2つの問題は、信号 P, Q を車で通過するときの確率に関するものです。
3つ目の問題は、AとBが2回ジャンケンをするときの確率に関するものです。
4つ目の問題は、あるくじを1本引いた時の賞金の期待値を計算する問題です。

2. 解き方の手順

(1) 信号 P と Q の両方通過できない確率
まず、信号 P を青で通過できる確率が60%なので、通過できない確率は 100%60%=40%100\% - 60\% = 40\% です。
同様に、信号 Q を青で通過できる確率が80%なので、通過できない確率は 100%80%=20%100\% - 80\% = 20\% です。
P と Q が独立であると仮定すると、両方通過できない確率は、40%×20%=0.4×0.2=0.08=8%40\% \times 20\% = 0.4 \times 0.2 = 0.08 = 8\% となります。
問題に書かれている24%はおそらく誤りです。
(2) 1つの信号だけ通過できる確率
P のみ通過できる確率は、60%×(100%80%)=60%×20%=0.6×0.2=0.12=12%60\% \times (100\% - 80\%) = 60\% \times 20\% = 0.6 \times 0.2 = 0.12 = 12\%
Q のみ通過できる確率は、(100%60%)×80%=40%×80%=0.4×0.8=0.32=32%(100\% - 60\%) \times 80\% = 40\% \times 80\% = 0.4 \times 0.8 = 0.32 = 32\%
したがって、1 つの信号だけ通過できる確率は、12%+32%=44%12\% + 32\% = 44\% です。
問題に書かれている52%はおそらく誤りです。
(3) A と B が 2 回ジャンケンをするときの確率
1回目のじゃんけんでAが勝つ確率は 13\frac{1}{3}。1回目のじゃんけんでAが負ける確率は 13\frac{1}{3}。1回目のじゃんけんであいこになる確率は 13\frac{1}{3}
(i) A が 1 回だけ勝つ確率
A が1回目に勝ち、2回目に勝たない確率は、 13×23=29\frac{1}{3} \times \frac{2}{3} = \frac{2}{9}
A が1回目に勝たず、2回目に勝つ確率は、 23×13=29\frac{2}{3} \times \frac{1}{3} = \frac{2}{9}
よって、A が 1 回だけ勝つ確率は、 29+29=49\frac{2}{9} + \frac{2}{9} = \frac{4}{9} です。
(ii) A が少なくとも 1 回は負ける確率
A が少なくとも 1 回は負ける事象の余事象は A が一度も負けないことである。
つまり、2 回とも A が勝つか、2 回ともあいこになるか、または A が 1 回も勝たずに 2 回ともあいこになるかのいずれか。
Aが2回とも勝つ確率は、13×13=19\frac{1}{3} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{9}
Aが1回目に勝ち、2回目にあいこになる確率は、13×13=19\frac{1}{3} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{9}
Aが1回目にあいこになり、2回目に勝つ確率は、13×13=19\frac{1}{3} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{9}
Aが2回ともあいこになる確率は、13×13=19\frac{1}{3} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{9}
Aが1回目に負け、2回目に勝つ確率は、13×13=19\frac{1}{3} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{9}
Aが1回目に勝ち、2回目に負ける確率は、13×13=19\frac{1}{3} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{9}
Aが1回目に負け、2回目にあいこになる確率は、13×13=19\frac{1}{3} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{9}
Aが1回目にあいこになり、2回目に負ける確率は、13×13=19\frac{1}{3} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{9}
Aが2回とも負ける確率は、13×13=19\frac{1}{3} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{9}
Aが1回も負けない確率は、2回とも勝つか、1回勝ち1回あいこか、1回あいこ1回勝ちか、2回ともあいこなので、19+19+19+19=49\frac{1}{9} + \frac{1}{9} + \frac{1}{9} + \frac{1}{9} = \frac{4}{9}
したがって、A が少なくとも 1 回は負ける確率は、149=591 - \frac{4}{9} = \frac{5}{9}
(4) くじの賞金の期待値
賞金と本数の表から、期待値を計算します。
E=100×70+500×20+1000×10100=7000+10000+10000100=27000100=270E = \frac{100 \times 70 + 500 \times 20 + 1000 \times 10}{100} = \frac{7000 + 10000 + 10000}{100} = \frac{27000}{100} = 270

3. 最終的な答え

(1) 8%
(2) 44%
A が 1 回だけ勝つ確率:49\frac{4}{9}
A が少なくとも 1 回は負ける確率:59\frac{5}{9}
くじの賞金の期待値:270 円

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