問題42-1: 自転車で時速12kmで走る予定だったサイクリングコースを、途中から自転車を押して時速4kmで歩いたため、3時間かかってしまった。 (1) コースのスタートからゴールまでの道のりを求める。 (2) 自転車で走った距離を $x$ km, 自転車を押して歩いた距離を $y$ km として、 $x$ と $y$ を求めるための連立方程式を作る。 (3) 自転車で走った距離を求める。 問題42-2: 自転車で50kmの道のりを行くのに、初めは時速12kmで走り、残りは時速14kmで走ったら、合わせて4時間かかった。時速12kmで走った時間と時速14kmで走った時間を求める。

代数学文章問題連立方程式距離速度時間
2025/3/29

1. 問題の内容

問題42-1:
自転車で時速12kmで走る予定だったサイクリングコースを、途中から自転車を押して時速4kmで歩いたため、3時間かかってしまった。
(1) コースのスタートからゴールまでの道のりを求める。
(2) 自転車で走った距離を xx km, 自転車を押して歩いた距離を yy km として、 xxyy を求めるための連立方程式を作る。
(3) 自転車で走った距離を求める。
問題42-2:
自転車で50kmの道のりを行くのに、初めは時速12kmで走り、残りは時速14kmで走ったら、合わせて4時間かかった。時速12kmで走った時間と時速14kmで走った時間を求める。

2. 解き方の手順

問題42-1:
(1) 予定では1時間40分(= 100/60 時間 = 5/3 時間)でゴールするはずだった。このときの速さは12km/時なので、コースの道のりは、
12×53=2012 \times \frac{5}{3} = 20 km
(2) 実際に走った距離は xx km, 歩いた距離は yy km なので、
x+y=20x + y = 20
また、走った時間は x/12x/12 時間、歩いた時間は y/4y/4 時間であり、合計で3時間かかっているので、
x12+y4=3\frac{x}{12} + \frac{y}{4} = 3
よって、連立方程式は、
x+y=20x + y = 20
x12+y4=3\frac{x}{12} + \frac{y}{4} = 3
(3) 連立方程式を解く。2番目の式を12倍すると、
x+3y=36x + 3y = 36
1番目の式からこの式を引くと、
2y=16-2y = -16
y=8y = 8
x=20y=208=12x = 20 - y = 20 - 8 = 12
よって、自転車で走った距離は12km。
問題42-2:
時速12kmで走った時間を t1t_1 時間, 時速14kmで走った時間を t2t_2 時間とする。
全体の道のりは50kmなので、
12t1+14t2=5012t_1 + 14t_2 = 50
かかった時間の合計は4時間なので、
t1+t2=4t_1 + t_2 = 4
この連立方程式を解く。2番目の式から t1=4t2t_1 = 4 - t_2 なので、
12(4t2)+14t2=5012(4 - t_2) + 14t_2 = 50
4812t2+14t2=5048 - 12t_2 + 14t_2 = 50
2t2=22t_2 = 2
t2=1t_2 = 1
t1=4t2=41=3t_1 = 4 - t_2 = 4 - 1 = 3
よって、時速12kmで走った時間は3時間、時速14kmで走った時間は1時間。

3. 最終的な答え

問題42-1:
(1) 20km
(2) x+y=20x + y = 20, x12+y4=3\frac{x}{12} + \frac{y}{4} = 3
(3) 12km
問題42-2:
時速12kmで走った時間: 3時間
時速14kmで走った時間: 1時間

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