バスケットボール部員のフリースローの成功確率に関する2つの問題があります。 (1) 3回のフリースローで少なくとも1回成功する確率を求めます。 (2) 3回のフリースローで1回だけ失敗する確率を求めます。 フリースローの成功確率は、1回目が80%、2回目が90%、3回目が60%です。

確率論・統計学確率独立試行条件付き確率
2025/6/19

1. 問題の内容

バスケットボール部員のフリースローの成功確率に関する2つの問題があります。
(1) 3回のフリースローで少なくとも1回成功する確率を求めます。
(2) 3回のフリースローで1回だけ失敗する確率を求めます。
フリースローの成功確率は、1回目が80%、2回目が90%、3回目が60%です。

2. 解き方の手順

(1) 少なくとも1回成功する確率を求めるには、すべてのフリースローを失敗する確率を1から引きます。
1回目失敗する確率は 10.8=0.21 - 0.8 = 0.2
2回目失敗する確率は 10.9=0.11 - 0.9 = 0.1
3回目失敗する確率は 10.6=0.41 - 0.6 = 0.4
3回とも失敗する確率は 0.2×0.1×0.4=0.0080.2 \times 0.1 \times 0.4 = 0.008
少なくとも1回成功する確率は 10.008=0.9921 - 0.008 = 0.992
パーセントで表すと、0.992×100=99.2%0.992 \times 100 = 99.2 \%
(2) 1回だけ失敗する確率を求めるには、各試行で1回だけ失敗する場合の確率を足し合わせます。
1回目に失敗し、2回目と3回目は成功する場合の確率は、0.2×0.9×0.6=0.1080.2 \times 0.9 \times 0.6 = 0.108
2回目に失敗し、1回目と3回目は成功する場合の確率は、0.8×0.1×0.6=0.0480.8 \times 0.1 \times 0.6 = 0.048
3回目に失敗し、1回目と2回目は成功する場合の確率は、0.8×0.9×0.4=0.2880.8 \times 0.9 \times 0.4 = 0.288
1回だけ失敗する確率は、0.108+0.048+0.288=0.4440.108 + 0.048 + 0.288 = 0.444
パーセントで表すと、0.444×100=44.4%0.444 \times 100 = 44.4 \%

3. 最終的な答え

(1) 少なくとも1回成功する確率は 99.2 % です。
(2) 1回だけ失敗する確率は 44.4 % です。

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