100人の生徒が受験したテストAとテストBの得点の箱ひげ図が与えられています。箱ひげ図から読み取れることとして、以下の3つの文が正しいかどうかを判断します。 ア. 60点以上の生徒は、テストAでは50人以上、テストBでは75人以上いる。 イ. 80点以上の生徒は、テストAでは25人以下、テストBでは25人以上いる。 ウ. 30点台の生徒は、テストBにはいるがテストAにはいない。

確率論・統計学箱ひげ図データ分析四分位数統計的解釈
2025/6/19

1. 問題の内容

100人の生徒が受験したテストAとテストBの得点の箱ひげ図が与えられています。箱ひげ図から読み取れることとして、以下の3つの文が正しいかどうかを判断します。
ア. 60点以上の生徒は、テストAでは50人以上、テストBでは75人以上いる。
イ. 80点以上の生徒は、テストAでは25人以下、テストBでは25人以上いる。
ウ. 30点台の生徒は、テストBにはいるがテストAにはいない。

2. 解き方の手順

* 箱ひげ図の読み方:
* 箱ひげ図の中央の線は中央値(第2四分位数)を表します。
* 箱の両端は第1四分位数と第3四分位数を表します。
* ひげの端は最小値と最大値を表します。
* 四分位数から、データの25%、50%、75%の位置を把握できます。
* アの検証:
* テストAの中央値は約65点なので、60点以上の生徒は50人以上いると言えます。
* テストBの第3四分位数は約82点です。つまり、75%の生徒が82点以下であり、25%の生徒が82点以上です。中央値は約80点なので、75人以上の生徒が60点以上とは限りません。したがって、テストBでは75人以上とは断言できません。
* イの検証:
* テストAの第3四分位数は約80点なので、80点以上の生徒は25人以下と言えます。
* テストBの第3四分位数は約82点です。最大値は約98点なので、80点以上の生徒は25人以上いると言えます。
* ウの検証:
* テストAの最小値は約23点です。
* テストBの最小値は約40点です。
* したがって、30点台の生徒はテストAにいる可能性がありますが、テストBにはいません。よって、ウは誤りです。

3. 最終的な答え

ア. ×
イ. ○
ウ. ×

「確率論・統計学」の関連問題

問題は以下の通りです。 (1) 区別できない赤玉10個を区別できない4個の箱に分ける方法の数を求めよ。空の箱があっても良い。 (2) 区別できる赤玉10個を区別できる4個の箱に分ける方法の数を求めよ。...

組み合わせ場合の数分割数区別玉と箱
2025/6/19

ある中学校の2年生35人の身長を調べた度数分布表が与えられている。この度数分布表から、中央値(メジアン)が含まれる階級を求める。

度数分布中央値累積度数統計
2025/6/19

大小中3つのサイコロを投げるとき、以下の確率を求めます。 (1) 出る目がすべて異なる確率 (2) 大、中、小の順に出る目が小さくなる確率

確率サイコロ場合の数組み合わせ
2025/6/19

ある母集団の確率変数 $X$ の母標準偏差は7であり、母平均 $m$ は不明である。大きさ196の標本を無作為に抽出したところ、標本平均は4.25であった。このとき、標本平均の標準偏差を求め、母平均 ...

標本平均標準偏差信頼区間母集団統計的推測
2025/6/19

ある試験の平均点が58.0点、標準偏差が12.0点である。受験者の点数は正規分布に従うとする。生徒Aの得点が82点であったとき、生徒Aより高い点数を取った人の割合を求め、受験者数が5000人だった場合...

正規分布標準化統計確率平均標準偏差
2025/6/19

問題文は、目の出方に偏りがあるサイコロについて、確率と期待値を計算する問題です。 (1)では、このサイコロを一度だけ振ったときの目の数をXとし、Xの確率分布と期待値$E(X)$を求めます。 (2)では...

確率期待値確率分布サイコロ
2025/6/19

問題は、平均61、標準偏差14の正規分布に従う確率変数$X$を持つ母集団に関する3つの小問から構成されています。 (1) この確率分布を標準正規分布に変換するための変数変換式を求める。 (2) $P(...

正規分布確率変数標準化確率
2025/6/19

0000から9999までの4桁の番号について、以下の条件を満たす番号の個数を求めます。 (1) 同じ数字を2個ずつ含むもの(例:0101, 0033) (2) 異なる数字が左から小さい順に並んでいるも...

組み合わせ場合の数数え上げ順列
2025/6/19

7人のリレー選手の中にAとBが含まれている。くじ引きで走る順番を決める時、Aが1番目でBが7番目になる確率を求める。

確率順列確率計算
2025/6/19

母音 a, i, u, e, o と子音 j, k, l, m, n の10個を1列に並べるとき、子音5個が続いて並ぶ確率を求める。

確率順列組み合わせ
2025/6/19