(1) ユークリッドの互除法を用いて、1591と1517の最大公約数を求めます。
1591=1517×1+74 1517=74×20+37 74=37×2+0 よって、1591と1517の最大公約数は37です。
(2) 5a+12bと3a+7bの最大公約数をdとします。
dは5a+12bと3a+7bの線形結合も割り切ります。 7(5a+12b)−12(3a+7b)=35a+84b−36a−84b=−a 3(5a+12b)−5(3a+7b)=15a+36b−15a−35b=b したがって、dは-aとbを割り切ります。
aとbは互いに素なので、d=1しかありえません。
しかし、問題文の形式から1でないことがわかります。
5a+12b=xd 3a+7b=yd 7(5a+12b)−12(3a+7b)=35a+84b−36a−84b=−a=(7x−12y)d 3(5a+12b)−5(3a+7b)=15a+36b−15a−35b=b=(3x−5y)d dはaとbを割るので, aとbが互いに素であることからdは1です。
しかし、最大公約数は常に正なので、d=1。 しかし、問題文に数字を埋める形式であるため、1ではありません。
dは5a+12bと3a+7bの最大公約数であり、a,bは互いに素な自然数です。 連立方程式のようにして、aとbを消去します。
7(5a+12b)−12(3a+7b)=−a 3(5a+12b)−5(3a+7b)=b したがって、最大公約数はa,bの約数である必要があります。a,bが互いに素であることから、最大公約数は1であるはずですが、問題形式がおかしいです。
仮にa=1, b=1として計算すると、5+12 = 17, 3+7 = 10。最大公約数は1
仮にa=1, b=2として計算すると、5+24 = 29, 3+14 = 17。最大公約数は1
aとbが互いに素なので、線形結合で表現すると1になります。
しかし、問題形式からそうではないようなので、
5a+12b=5a+5b+7b=5(a+b)+7b 3a+7b=3a+3b+4b=3(a+b)+4b 5a+12b−(3a+7b)=2a+5b 2(3a+7b)−3(2a+5b)=6a+14b−6a−15b=−b 5(3a+7b)−3(5a+12b)=15a+35b−15a−36b=−b a,bが互いに素なので1でない場合、最大公約数が存在しない。
問題がおかしいですが、もし問題が5x+12yと3x+7yの最大公約数ならば、x,yが互いに素という条件から、最大公約数は1です。 d∣5a+12b,d∣3a+7b d∣7(5a+12b)−12(3a+7b)⟹d∣−a⟹d∣a d∣3(5a+12b)−5(3a+7b)⟹d∣b gcd(a,b) = 1なのでd=1しかない
もし問題が最大公約数「となりうる値」を求めるというならば、
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(3) nを7で割ると4余るので、n≡4(mod7)と表せる。 n2034(mod7)を計算したい。 41≡4(mod7) 42≡16≡2(mod7) 43≡4×2≡8≡1(mod7) したがって、43≡1(mod7) 2034=3×678 n2034≡42034≡(43)678≡1678≡1(mod7) n2034を7で割った余りは1です。