ある中学校の2年生30人の50m走の記録が度数分布表に整理されている。 (1) 最頻値を求める。 (2) 7.2秒以上7.6秒未満の階級の累積相対度数を小数第2位まで求める。累積相対度数は小数第3位を四捨五入する。

確率論・統計学度数分布表最頻値累積相対度数統計
2025/3/29

1. 問題の内容

ある中学校の2年生30人の50m走の記録が度数分布表に整理されている。
(1) 最頻値を求める。
(2) 7.2秒以上7.6秒未満の階級の累積相対度数を小数第2位まで求める。累積相対度数は小数第3位を四捨五入する。

2. 解き方の手順

(1) 最頻値は、度数分布表の中で最も度数の大きい階級の階級値を指す。度数分布表から度数が最大の階級を見つけ、その階級値を求める。階級値は、階級の最大値と最小値の平均として計算する。
(2) 累積相対度数は、特定の階級までの相対度数を合計したものである。
まず、各階級の相対度数を計算する。相対度数は、各階級の度数を全体の度数で割ったものである。
次に、7.2秒以上7.6秒未満の階級までの累積相対度数を計算する。これは、6.4秒以上6.8秒未満、6.8秒以上7.2秒未満、7.2秒以上7.6秒未満の階級の相対度数を合計したものである。
最後に、累積相対度数を小数第3位で四捨五入して、小数第2位まで求める。
(1) 最頻値の計算
度数分布表の中で最も度数が大きいのは、7.6秒〜8.0秒の階級で、度数は11人である。
この階級の階級値は、(7.6+8.0)/2=7.8(7.6 + 8.0) / 2 = 7.8 秒である。
(2) 累積相対度数の計算
各階級の相対度数は以下の通り。

6. 4秒〜6.8秒: $1/30$

7. 8秒〜7.2秒: $2/30$

8. 2秒〜7.6秒: $5/30$

累積相対度数(7.2秒以上7.6秒未満の階級まで)は、
1/30+2/30+5/30=8/30=4/150.26666...1/30 + 2/30 + 5/30 = 8/30 = 4/15 \approx 0.26666...
これを小数第3位で四捨五入すると、0.27になる。

3. 最終的な答え

(1) 最頻値: 7.8秒
(2) 累積相対度数: 0.27

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