(1) 異なる2つの正の解を持つ条件を求める。
まず、判別式 D>0 である必要があります。 D=(2m)2−4(1)(2m+3)=4m2−8m−12>0 m2−2m−3>0 (m−3)(m+1)>0 よって、m<−1 または m>3。 次に、2つの解の和 α+β>0 である必要があります。 解と係数の関係より α+β=−2m なので、−2m>0 から m<0。 最後に、2つの解の積 αβ>0 である必要があります。 解と係数の関係より αβ=2m+3 なので、2m+3>0 から m>−23。 以上の条件 m<−1 または m>3, m<0, m>−23 を全て満たす範囲は、−23<m<−1。 (2) 異なる2つの負の解を持つ条件を求める。
まず、判別式 D>0 である必要があります。これは (1) と同じなので、m<−1 または m>3。 次に、2つの解の和 α+β<0 である必要があります。 解と係数の関係より α+β=−2m なので、−2m<0 から m>0。 最後に、2つの解の積 αβ>0 である必要があります。 解と係数の関係より αβ=2m+3 なので、2m+3>0 から m>−23。 以上の条件 m<−1 または m>3, m>0, m>−23 を全て満たす範囲は、m>3。 (3) 異なる2つの解がともに2以下である条件を求める。
f(x)=x2+2mx+2m+3 とします。 まず、判別式 D>0 である必要があります。これは (1) と同じなので、m<−1 または m>3。 軸 x=−m が2以下である必要があります。つまり −m≤2 より m≥−2。 そして、f(2)≥0 である必要があります。 f(2)=22+2m(2)+2m+3=4+4m+2m+3=6m+7≥0 m≥−67 以上の条件 m<−1 または m>3, m≥−2, m≥−67 を全て満たす範囲は、−67≤m<−1 または m>3。 (4) 1つの解は1より小さく、他の解は1よりも大きい条件を求める。
f(1)<0 である必要があります。 f(1)=12+2m(1)+2m+3=1+2m+2m+3=4m+4<0