直線 $l: y = x + 7$ と直線 $m: y = -2x + 4$ がある。 直線 $l$ と $m$ の交点を A、直線 $l$ と x 軸の交点を C、直線 $m$ と x 軸の交点を B とする。 (i) 点 A の座標を求めよ。 (ii) 三角形 ABC の面積を求めよ。 (iii) 直線 $x = t$ が三角形 ABC の面積を二等分するとき、$t$ の値を求めよ。

幾何学座標平面直線交点三角形の面積連立方程式
2025/3/29

1. 問題の内容

直線 l:y=x+7l: y = x + 7 と直線 m:y=2x+4m: y = -2x + 4 がある。
直線 llmm の交点を A、直線 ll と x 軸の交点を C、直線 mm と x 軸の交点を B とする。
(i) 点 A の座標を求めよ。
(ii) 三角形 ABC の面積を求めよ。
(iii) 直線 x=tx = t が三角形 ABC の面積を二等分するとき、tt の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(i) 点 A の座標を求める。
点 A は直線 ll と直線 mm の交点なので、連立方程式を解く。
y=x+7y = x + 7
y=2x+4y = -2x + 4
x+7=2x+4x + 7 = -2x + 4
3x=33x = -3
x=1x = -1
y=1+7=6y = -1 + 7 = 6
よって、点 A の座標は (1,6)(-1, 6) である。
(ii) 三角形 ABC の面積を求める。
点 B は直線 m:y=2x+4m: y = -2x + 4 と x 軸との交点なので、y=0y = 0 を代入して、0=2x+40 = -2x + 4 より x=2x = 2。よって、B の座標は (2,0)(2, 0) である。
点 C は直線 l:y=x+7l: y = x + 7 と x 軸との交点なので、y=0y = 0 を代入して、0=x+70 = x + 7 より x=7x = -7。よって、C の座標は (7,0)(-7, 0) である。
BC の長さは 2(7)=92 - (-7) = 9 である。
三角形 ABC の高さは点 A の y 座標である 6 である。
よって、三角形 ABC の面積は 12×9×6=27\frac{1}{2} \times 9 \times 6 = 27 である。
(iii) 直線 x=tx = t が三角形 ABC の面積を二等分するときの tt の値を求める。
直線 x=tx=t と直線 ll の交点を D、直線 mm の交点を E とすると、D の座標は (t,t+7)(t, t+7)、E の座標は (t,2t+4)(t, -2t+4)
線分 DE の長さは (t+7)(2t+4)=3t+3(t+7) - (-2t+4) = 3t + 3 である。
C の x 座標は -7、B の x 座標は 2 なので、
-7 < t < 2
直線 x=tx=t が三角形 ABC の面積を二等分するとき、三角形 CDE の面積は三角形 ABC の面積の半分、つまり 27/2 になる。
三角形 CDE の面積は 12×(t(7))×(3t+3)=12(t+7)(3t+3)\frac{1}{2} \times (t - (-7)) \times (3t + 3) = \frac{1}{2} (t+7)(3t+3)
12(t+7)(3t+3)=272\frac{1}{2} (t+7)(3t+3) = \frac{27}{2}
(t+7)(3t+3)=27(t+7)(3t+3) = 27
3t2+24t+21=273t^2 + 24t + 21 = 27
3t2+24t6=03t^2 + 24t - 6 = 0
t2+8t2=0t^2 + 8t - 2 = 0
t=8±644(1)(2)2=8±722=8±622=4±32t = \frac{-8 \pm \sqrt{64 - 4(1)(-2)}}{2} = \frac{-8 \pm \sqrt{72}}{2} = \frac{-8 \pm 6\sqrt{2}}{2} = -4 \pm 3\sqrt{2}
7<t<2-7 < t < 2 より、t=4+32t = -4 + 3\sqrt{2}

3. 最終的な答え

(i) 点 A の座標: (1,6)(-1, 6)
(ii) 三角形 ABC の面積: 27
(iii) tt の値: 4+32-4 + 3\sqrt{2}

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