与えられた三角関数の方程式 $2\sin^2\theta - \cos\theta - 1 = 0$ を解く問題です。

解析学三角関数方程式二次方程式三角関数の恒等式
2025/3/9

1. 問題の内容

与えられた三角関数の方程式 2sin2θcosθ1=02\sin^2\theta - \cos\theta - 1 = 0 を解く問題です。

2. 解き方の手順

まず、sin2θ\sin^2\thetacosθ\cos\theta で表せるように、三角関数の恒等式 sin2θ+cos2θ=1\sin^2\theta + \cos^2\theta = 1 を使います。
sin2θ=1cos2θ\sin^2\theta = 1 - \cos^2\theta なので、これを元の式に代入します。
2(1cos2θ)cosθ1=02(1 - \cos^2\theta) - \cos\theta - 1 = 0
これを展開して整理します。
22cos2θcosθ1=02 - 2\cos^2\theta - \cos\theta - 1 = 0
2cos2θcosθ+1=0-2\cos^2\theta - \cos\theta + 1 = 0
2cos2θ+cosθ1=02\cos^2\theta + \cos\theta - 1 = 0
ここで、x=cosθx = \cos\theta と置くと、この式は 2x2+x1=02x^2 + x - 1 = 0 という xx に関する二次方程式になります。
この二次方程式を解きます。因数分解を使うと、
(2x1)(x+1)=0(2x - 1)(x + 1) = 0
したがって、x=12x = \frac{1}{2} または x=1x = -1 です。
x=cosθx = \cos\theta なので、
cosθ=12\cos\theta = \frac{1}{2} または cosθ=1\cos\theta = -1
cosθ=12\cos\theta = \frac{1}{2} の場合、θ=π3+2nπ\theta = \frac{\pi}{3} + 2n\pi または θ=π3+2nπ\theta = -\frac{\pi}{3} + 2n\pinn は整数)
cosθ=1\cos\theta = -1 の場合、θ=π+2nπ\theta = \pi + 2n\pinn は整数)

3. 最終的な答え

θ=π3+2nπ,π3+2nπ,π+2nπ\theta = \frac{\pi}{3} + 2n\pi, -\frac{\pi}{3} + 2n\pi, \pi + 2n\pi (nn は整数)

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