与えられた級数の和を求めます。級数は、 $1 \cdot 3 + 2 \cdot 4 + 3 \cdot 5 + \dots + n(n+2)$ で表されます。

代数学級数シグマ数列公式
2025/6/19

1. 問題の内容

与えられた級数の和を求めます。級数は、
13+24+35++n(n+2)1 \cdot 3 + 2 \cdot 4 + 3 \cdot 5 + \dots + n(n+2)
で表されます。

2. 解き方の手順

級数の一般項は k(k+2)k(k+2) です。したがって、求める和は k=1nk(k+2)\sum_{k=1}^{n} k(k+2) で表されます。
まず、一般項を展開します。
k(k+2)=k2+2kk(k+2) = k^2 + 2k
したがって、求める和は
k=1n(k2+2k)=k=1nk2+2k=1nk\sum_{k=1}^{n} (k^2 + 2k) = \sum_{k=1}^{n} k^2 + 2 \sum_{k=1}^{n} k
となります。
k=1nk=n(n+1)2\sum_{k=1}^{n} k = \frac{n(n+1)}{2}
k=1nk2=n(n+1)(2n+1)6\sum_{k=1}^{n} k^2 = \frac{n(n+1)(2n+1)}{6}
したがって、
k=1n(k2+2k)=n(n+1)(2n+1)6+2n(n+1)2=n(n+1)(2n+1)6+n(n+1)\sum_{k=1}^{n} (k^2 + 2k) = \frac{n(n+1)(2n+1)}{6} + 2 \cdot \frac{n(n+1)}{2} = \frac{n(n+1)(2n+1)}{6} + n(n+1)
=n(n+1)(2n+1)+6n(n+1)6=n(n+1)(2n+1+6)6=n(n+1)(2n+7)6= \frac{n(n+1)(2n+1) + 6n(n+1)}{6} = \frac{n(n+1)(2n+1+6)}{6} = \frac{n(n+1)(2n+7)}{6}

3. 最終的な答え

n(n+1)(2n+7)6\frac{n(n+1)(2n+7)}{6}

「代数学」の関連問題

第5項が-48、第7項が-192である等比数列の一般項 $a_n$ を求める。

等比数列数列一般項公比初項
2025/6/19

与えられた初項と公比を持つ等比数列の一般項 $a_n$ を求める問題です。3つの異なる数列に対して、一般項を求める必要があります。

数列等比数列一般項指数
2025/6/19

初項から第3項までの和が12、第3項から第5項までの和が3である等比数列の初項 $a$ と公比 $r$ を求めよ。

等比数列数列初項公比
2025/6/19

等比数列 -4, 8, □, □ の公比を求め、□ に入る数字を求める。

等比数列数列公比
2025/6/19

与えられた等比数列の初項と公比から、第2項から第4項までの値を求める問題です。 (1)と(2)の2つの数列について計算します。

等比数列数列指数
2025/6/19

クリスとジェニーが等比数列の一般項について会話をしている。会話中の空欄を埋める問題。

等比数列一般項数列
2025/6/19

与えられた等差数列の和 $S$ を求めます。 (1) $-1, 2, 5, 8, \dots, 98$ (2) $100, 98, 96, \dots, 50$

等差数列数列の和数列の一般項線形数列
2025/6/19

$|x-1| < 3$ が $|x| < 2$ であるための必要条件、十分条件、必要十分条件、またはどれでもないかを判定する問題です。

絶対値不等式必要条件十分条件論理
2025/6/19

(1) $x^2=1 \implies x = -1$ という命題の、逆、対偶、裏を述べ、それぞれの真偽を調べる問題。 (2) $x=3 \text{ かつ } y=2 \implies x+y = ...

命題論理対偶真偽
2025/6/19

実数 $x$ に対して、命題「$x^2 = 1 \Rightarrow x = -1$」の逆、対偶、裏をそれぞれ述べ、それらの真偽を調べよ。

命題論理対偶真偽
2025/6/19