恒等式とは、変数にどのような値を代入しても等式が成り立つものである。各選択肢について検証する。
(1) 16x2−9=(4x+3)(4x−3) 右辺を展開すると、 (4x+3)(4x−3)=(4x)2−32=16x2−9。これは左辺と等しいので、恒等式である。 (2) (x−1)(x+3)=x2+2x+3 左辺を展開すると、 (x−1)(x+3)=x2+3x−x−3=x2+2x−3。これは右辺のx2+2x+3と等しくないので、恒等式ではない。 (3) (a+b)2−(a−b)2=4ab 左辺を展開すると、 (a+b)2−(a−b)2=(a2+2ab+b2)−(a2−2ab+b2)=a2+2ab+b2−a2+2ab−b2=4ab。これは右辺と等しいので、恒等式である。 (4) x1+x+51=x(x+5)2 左辺を通分すると、 x1+x+51=x(x+5)x+5+x(x+5)x=x(x+5)2x+5。これは右辺のx(x+5)2と等しくないので、恒等式ではない。