まず、与えられた不等式を満たす領域をグラフに図示します。
x≥0 は y 軸より右側の領域を表します。 y≥0 は x 軸より上側の領域を表します。 2x+y≤5 は直線 2x+y=5 の下側の領域を表します。 x+3y≤6 は直線 x+3y=6 の下側の領域を表します。 これらの不等式をすべて満たす領域は、四角形の領域となります。この四角形の頂点の座標を求めます。
(1) x=0 と y=0 の交点: (0,0) (2) x=0 と x+3y=6 の交点: 0+3y=6 より y=2。よって (0,2) (3) y=0 と 2x+y=5 の交点: 2x+0=5 より x=25。よって (25,0) (4) 2x+y=5 と x+3y=6 の交点: 2x+y=5 より y=5−2x。これを x+3y=6 に代入して、x+3(5−2x)=6。 x+15−6x=6 y=5−2x=5−2(59)=5−518=525−18=57 よって (59,57) 四角形の頂点は (0,0), (0,2), (25,0), (59,57) です。 x+y の最大値と最小値は、これらの頂点での x+y の値を計算することで求められます。 (1) (0,0) のとき x+y=0+0=0 (2) (0,2) のとき x+y=0+2=2 (3) (25,0) のとき x+y=25+0=25=2.5 (4) (59,57) のとき x+y=59+57=516=3.2 したがって、x+y の最小値は 0、最大値は 516 です。