$k$を定数とする。直線 $(2k+3)x + (k-4)y - 4k + 5 = 0$ は、$k$ の値に関係なく定点を通る。その定点の座標を求めよ。また、この直線が点 $(-1, 0)$ を通るように、$k$ の値を定めよ。

代数学直線定点連立方程式パラメータ
2025/6/20

1. 問題の内容

kkを定数とする。直線 (2k+3)x+(k4)y4k+5=0(2k+3)x + (k-4)y - 4k + 5 = 0 は、kk の値に関係なく定点を通る。その定点の座標を求めよ。また、この直線が点 (1,0)(-1, 0) を通るように、kk の値を定めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた直線の方程式を kk について整理します。
(2k+3)x+(k4)y4k+5=0(2k+3)x + (k-4)y - 4k + 5 = 0
2kx+3x+ky4y4k+5=02kx + 3x + ky - 4y - 4k + 5 = 0
(2x+y4)k+(3x4y+5)=0(2x + y - 4)k + (3x - 4y + 5) = 0
この式が任意の kk について成り立つためには、次の2つの式が同時に成り立つ必要があります。
2x+y4=02x + y - 4 = 0
3x4y+5=03x - 4y + 5 = 0
これらの連立方程式を解くことで、定点の座標を求めることができます。
2x+y=42x + y = 4 ...(1)
3x4y=53x - 4y = -5 ...(2)
(1)式を4倍すると 8x+4y=168x + 4y = 16 ...(3)
(2)式と(3)式を足し合わせると 11x=1111x = 11 となり、x=1x = 1 が得られます。
x=1x = 1 を(1)式に代入すると、2(1)+y=42(1) + y = 4 となり、y=2y = 2 が得られます。
したがって、定点の座標は (1,2)(1, 2) です。
次に、この直線が点 (1,0)(-1, 0) を通るように kk の値を定めます。
直線の方程式に x=1x = -1y=0y = 0 を代入します。
(2k+3)(1)+(k4)(0)4k+5=0(2k+3)(-1) + (k-4)(0) - 4k + 5 = 0
2k34k+5=0-2k - 3 - 4k + 5 = 0
6k+2=0-6k + 2 = 0
6k=26k = 2
k=13k = \frac{1}{3}

3. 最終的な答え

定点の座標: (1,2)(1, 2)
kk の値: k=13k = \frac{1}{3}

「代数学」の関連問題

放物線 $y = -x^2 - 2x + 2$ と直線 $y = -3x + 3$ の共有点の座標を求める問題です。

二次関数連立方程式判別式共有点
2025/6/20

例8と例9の2つの問題があります。それぞれの問題で、与えられた関数の定義域における値域、最大値、最小値を求めます。 例8: 関数 $y=x^2$ で、定義域は $-1 \le x \le 2$ です。...

二次関数最大値最小値定義域値域
2025/6/20

放物線と直線の交点の座標を求める問題です。 (1) 放物線 $y = -x^2 + 6x - 11$ と直線 $y = -3x + 3$ (2) 放物線 $y = x^2 + x + 7$ と直線 $...

二次方程式放物線直線交点連立方程式
2025/6/20

与えられた数のべき根を全て求め、複素平面上に図示する問題です。 (1) $\sqrt[3]{64}$ の3乗根を求める。 (2) $\sqrt[6]{-i}$ の6乗根を求める。

複素数べき根ド・モアブルの定理極形式
2025/6/20

$x$ が実数のとき、$x^3 = 36$ を満たす $x$ の値を求めよ。

方程式実数3乗根
2025/6/20

与えられた複素数を極形式で表す問題です。具体的には、(1) -1, (2) $\frac{(1+i)^6}{(1-i)^4}$, (3) $(\cos \frac{4\pi}{9} + i\cos \...

複素数極形式複素数の計算ド・モアブルの定理
2025/6/20

与えられた漸化式と初期条件から、数列$\{a_n\}$の一般項を求める。 (1) $a_1 = 2, \quad a_{n+1} = 3a_n - 2$ (2) $a_1 = 5, \quad a_{...

数列漸化式特性方程式
2025/6/20

2次曲線の方程式 $x_1^2 + 10\sqrt{3}x_1x_2 + 11x_2^2 = 8$ の解を求める問題です。

二次曲線固有値固有ベクトル座標変換双曲線楕円
2025/6/20

2次関数 $y = x^2 - mx + m^2 - 3m$ のグラフが、$x$軸の正の部分と異なる2点で交わるとき、定数 $m$ の範囲を求めます。

二次関数二次不等式判別式グラフ不等式
2025/6/20

与えられた複素数を極形式で表す問題(1)~(3)と、与えられた数のべき根を全て求め、複素平面上に図示する問題(4)~(5)です。

複素数極形式ド・モアブルの定理複素平面べき根
2025/6/20