tanx のマクローリン展開は次のようになります。 tanx=x+31x3+152x5+31517x7+⋯ 問題文には n=4 としてマクローリン展開を適用すると書いてあるので、4次の項まで求めればよいです。問題文にある式と比較すると、 x+アx3+ウcos5θxsinθx(イ+sin2θx)x4 tanx=x+31x3+O(x5) となるので、アに入る数字は3であることがわかります。
次に、問題文の式にあるラグランジュの剰余項を考えます。
R4=5!f(5)(θx)x5=dx5d5tan(x)∣x=θx5!x5 f(5)(x)=16sec6x−64sec4x+32sec2x なので、
R4=(16sec6(θx)−64sec4(θx)+32sec2(θx))5!x5 ここでsec2θx=1+tan2θx より、 sec2θx=1+cos2θxsin2θx=cos2θxcos2θx+sin2θx=cos2θx1 sec4θx=cos4θx1 sec6θx=cos6θx1 R4=(16cos6(θx)1−64cos4(θx)1+32cos2(θx)1)120x5 R4=(cos6(θx)16−64cos2(θx)+32cos4(θx))120x5=cos6θx16(1−2cos2(θx))2120x5 R4=ウcos5θx4sinθx(イ+sin2θx)x4 tanx=cosxsinx=cosθxsinθx を利用する。 dx5d5tanx=cos5θxsinθx(イ+sin2θx)5!x4 ここで