ある学校の生徒100人に英語と数学の好き嫌いについてアンケートを行った結果、英語が好きな生徒は60人、数学が好きな生徒は50人、英語と数学の両方が好きな生徒は25人でした。このとき、以下の確率を求めます。 (1) 英語または数学のいずれかが好きな生徒の割合 (2) 英語も数学も好きではない生徒の割合

確率論・統計学確率集合割合アンケート
2025/3/29

1. 問題の内容

ある学校の生徒100人に英語と数学の好き嫌いについてアンケートを行った結果、英語が好きな生徒は60人、数学が好きな生徒は50人、英語と数学の両方が好きな生徒は25人でした。このとき、以下の確率を求めます。
(1) 英語または数学のいずれかが好きな生徒の割合
(2) 英語も数学も好きではない生徒の割合

2. 解き方の手順

(1) 英語または数学のいずれかが好きな生徒の人数を求めるには、英語が好きな生徒の人数と数学が好きな生徒の人数を足し、英語と数学の両方が好きな生徒の人数を引きます。これは、英語と数学の両方が好きな生徒が重複して数えられているためです。
英語または数学が好きな生徒の人数 = 英語が好きな生徒の人数 + 数学が好きな生徒の人数 - 英語と数学の両方が好きな生徒の人数
60+5025=8560 + 50 - 25 = 85
したがって、英語または数学のいずれかが好きな生徒は85人です。
生徒の総数は100人なので、割合は
85100=0.85\frac{85}{100} = 0.85
(2) 英語も数学も好きではない生徒の人数を求めるには、生徒の総数から英語または数学のいずれかが好きな生徒の人数を引きます。
英語も数学も好きではない生徒の人数 = 生徒の総数 - 英語または数学のいずれかが好きな生徒の人数
10085=15100 - 85 = 15
したがって、英語も数学も好きではない生徒は15人です。
生徒の総数は100人なので、割合は
15100=0.15\frac{15}{100} = 0.15

3. 最終的な答え

(1) 英語または数学のいずれかが好きな生徒の割合: 0.85
(2) 英語も数学も好きではない生徒の割合: 0.15

「確率論・統計学」の関連問題

ある農園で、かかしの数(X)、畑に来る動物の数(Y)、収穫できた果物の数(Z)のデータが与えられています。Xの標本分散は2、Yの標本分散は16、Zの標本分散は82、XとYの共分散は-5.6、YとZの共...

統計回帰分析共分散標本分散因果関係
2025/6/5

U教授の講義では以前は受講者の80%が単位を取得できていたが、最近は単位認定が厳しくなったという噂がある。今年度の単位取得者は100人中73人だった。帰無仮説「U教授は受講者の80%の単位を認定する」...

仮説検定二項分布正規分布左側検定有意水準
2025/6/5

与えられた統計量 $Z = \frac{\bar{p} - p_0}{\sqrt{p_0(1-p_0)/n}}$ を用いた仮説検定において、帰無仮説 $H_0: p = p_0$、対立仮説 $H_1:...

仮説検定統計量有意水準z検定両側検定標準正規分布
2025/6/5

母平均の検定において、帰無仮説 $H_0: \mu = 100$ が与えられたとき、両側検定における適切な対立仮説 $H_1$ を選択する問題です。

仮説検定母平均両側検定帰無仮説対立仮説
2025/6/5

与えられた複数の記述の中から、正しいものを全て選択する問題です。ただし、帰無仮説 $H_0$ は正しいものとします。

仮説検定帰無仮説第1種の誤り第2種の誤り
2025/6/5

(1) 大小2つのサイコロを同時に投げたときの出目をそれぞれ$a, b$とする。 * 2桁の整数$10a + b$が5の倍数になる場合の数を求める。 * $a + 2b < 1...

確率場合の数サイコロ数列
2025/6/5

A, B, C, D の4人がじゃんけんを1回するとき、Aだけが勝つ確率を求める問題です。選択肢は次のとおりです。 (ア) $\frac{1}{3}$ (イ) $\frac{1}{4}$ (ウ) $\...

確率じゃんけん組み合わせ
2025/6/5

10本のくじの中に当たりくじが3本入っている。この中から同時に2本のくじを引くとき、少なくとも1本は当たる確率を求める。

確率組み合わせ事象
2025/6/5

1から50までの番号が書かれた50枚のカードから1枚を引くとき、引いたカードの番号が3の倍数または5の倍数である確率を求める問題です。選択肢は以下の通りです。 (ア) $\frac{11}{50}$ ...

確率倍数排反事象
2025/6/5

1から50までの番号が書かれた50枚のカードから1枚引くとき、引いたカードの番号が3の倍数かつ5の倍数である確率を求める。

確率倍数最小公倍数
2025/6/5