2点A(4,-1,2)とB(1,1,3)が与えられたとき、以下の点の座標を求めます。 (1) 線分ABを2:1に内分する点C (2) 線分ABを2:1に外分する点D (3) 三角形ABEが正三角形で、点Eがxy平面上にあるような点E

幾何学ベクトル空間ベクトル内分点外分点正三角形座標
2025/6/20

1. 問題の内容

2点A(4,-1,2)とB(1,1,3)が与えられたとき、以下の点の座標を求めます。
(1) 線分ABを2:1に内分する点C
(2) 線分ABを2:1に外分する点D
(3) 三角形ABEが正三角形で、点Eがxy平面上にあるような点E

2. 解き方の手順

(1) 線分ABを2:1に内分する点Cの座標を求めます。内分点の公式を使用します。点Aの座標を(x1,y1,z1)(x_1, y_1, z_1)、点Bの座標を(x2,y2,z2)(x_2, y_2, z_2)、内分比をm:nm:nとすると、内分点Cの座標は
C(nx1+mx2m+n,ny1+my2m+n,nz1+mz2m+n)C(\frac{nx_1 + mx_2}{m+n}, \frac{ny_1 + my_2}{m+n}, \frac{nz_1 + mz_2}{m+n})
で与えられます。この問題では、A(4,-1,2), B(1,1,3), m=2, n=1なので、
C(14+212+1,1(1)+212+1,12+232+1)C(\frac{1*4 + 2*1}{2+1}, \frac{1*(-1) + 2*1}{2+1}, \frac{1*2 + 2*3}{2+1})
C(4+23,1+23,2+63)C(\frac{4+2}{3}, \frac{-1+2}{3}, \frac{2+6}{3})
C(63,13,83)C(\frac{6}{3}, \frac{1}{3}, \frac{8}{3})
C(2,13,83)C(2, \frac{1}{3}, \frac{8}{3})
(2) 線分ABを2:1に外分する点Dの座標を求めます。外分点の公式を使用します。点Aの座標を(x1,y1,z1)(x_1, y_1, z_1)、点Bの座標を(x2,y2,z2)(x_2, y_2, z_2)、外分比をm:nm:nとすると、外分点Dの座標は
D(nx1+mx2mn,ny1+my2mn,nz1+mz2mn)D(\frac{-nx_1 + mx_2}{m-n}, \frac{-ny_1 + my_2}{m-n}, \frac{-nz_1 + mz_2}{m-n})
で与えられます。この問題では、A(4,-1,2), B(1,1,3), m=2, n=1なので、
D(14+2121,1(1)+2121,12+2321)D(\frac{-1*4 + 2*1}{2-1}, \frac{-1*(-1) + 2*1}{2-1}, \frac{-1*2 + 2*3}{2-1})
D(4+21,1+21,2+61)D(\frac{-4+2}{1}, \frac{1+2}{1}, \frac{-2+6}{1})
D(2,3,4)D(-2, 3, 4)
(3) 三角形ABEが正三角形で、点Eがxy平面上にあるような点Eを求めます。
点Eはxy平面上にあるので、E(x,y,0)とおけます。
正三角形の条件より、AB=AE=BEが成り立ちます。
AB=(41)2+(11)2+(23)2=32+(2)2+(1)2=9+4+1=14AB = \sqrt{(4-1)^2+(-1-1)^2+(2-3)^2} = \sqrt{3^2+(-2)^2+(-1)^2} = \sqrt{9+4+1} = \sqrt{14}
AE=(x4)2+(y+1)2+(02)2=(x4)2+(y+1)2+4AE = \sqrt{(x-4)^2+(y+1)^2+(0-2)^2} = \sqrt{(x-4)^2+(y+1)^2+4}
BE=(x1)2+(y1)2+(03)2=(x1)2+(y1)2+9BE = \sqrt{(x-1)^2+(y-1)^2+(0-3)^2} = \sqrt{(x-1)^2+(y-1)^2+9}
AE2=AB2AE^2=AB^2より、(x4)2+(y+1)2+4=14(x-4)^2+(y+1)^2+4 = 14
(x4)2+(y+1)2=10(x-4)^2+(y+1)^2 = 10
BE2=AB2BE^2=AB^2より、(x1)2+(y1)2+9=14(x-1)^2+(y-1)^2+9 = 14
(x1)2+(y1)2=5(x-1)^2+(y-1)^2 = 5
(x4)2+(y+1)2=10(x-4)^2+(y+1)^2 = 10を展開すると、x28x+16+y2+2y+1=10x^2-8x+16+y^2+2y+1=10より、x28x+y2+2y+7=0x^2-8x+y^2+2y+7=0
(x1)2+(y1)2=5(x-1)^2+(y-1)^2 = 5を展開すると、x22x+1+y22y+1=5x^2-2x+1+y^2-2y+1=5より、x22x+y22y3=0x^2-2x+y^2-2y-3=0
上の式から下の式を引くと、
6x+4y+10=0-6x+4y+10=0
6x4y=106x-4y=10
3x2y=53x-2y=5
2y=3x52y=3x-5
y=32x52y=\frac{3}{2}x-\frac{5}{2}
これをx22x+y22y3=0x^2-2x+y^2-2y-3=0に代入すると
x22x+(32x52)22(32x52)3=0x^2-2x+(\frac{3}{2}x-\frac{5}{2})^2-2(\frac{3}{2}x-\frac{5}{2})-3=0
x22x+94x2152x+2543x+53=0x^2-2x+\frac{9}{4}x^2-\frac{15}{2}x+\frac{25}{4}-3x+5-3=0
4x28x+9x230x+2512x+2012=04x^2-8x+9x^2-30x+25-12x+20-12=0
13x250x+33=013x^2-50x+33=0
(13x33)(x1)=0(13x-33)(x-1)=0
x=1x=1またはx=3313x=\frac{33}{13}
x=1x=1のとき、y=32(1)52=352=1y=\frac{3}{2}(1)-\frac{5}{2}=\frac{3-5}{2}=-1
x=3313x=\frac{33}{13}のとき、y=32(3313)52=99266526=3426=1713y=\frac{3}{2}(\frac{33}{13})-\frac{5}{2}=\frac{99}{26}-\frac{65}{26}=\frac{34}{26}=\frac{17}{13}
したがって、E(1,-1,0)またはE(33/13, 17/13, 0)

3. 最終的な答え

(1) C(2, 1/3, 8/3)
(2) D(-2, 3, 4)
(3) E(1,-1,0)またはE(33/13, 17/13, 0)

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