次の連立方程式を考える。 $ \begin{cases} 3x - 4y = 1 \\ y = mx + n \end{cases} $ この連立方程式がただ1組の解をもつための必要十分条件と、無数の解をもつための必要十分条件を求める。
2025/6/20
1. 問題の内容
次の連立方程式を考える。
この連立方程式がただ1組の解をもつための必要十分条件と、無数の解をもつための必要十分条件を求める。
2. 解き方の手順
まず、2番目の式を1番目の式に代入して、 を消去する。
連立方程式がただ1組の解を持つためには、 についての一意の解が存在する必要がある。つまり、 である必要がある。このとき、 となり、この を に代入することで、 も一意に決定される。したがって、連立方程式はただ1組の解を持つ。
連立方程式が無数の解を持つためには、上記の方程式において かつ が成り立つ必要がある。このとき、方程式は となり、 は任意の値をとることができる。そして、 によって の値も決定される。
より
より
したがって、連立方程式がただ1組の解を持つための必要十分条件は であり、無数の解を持つための必要十分条件は かつ である。
3. 最終的な答え
ただ1組の解をもつための必要十分条件:
無数の解をもつための必要十分条件: かつ