初項が243、公比が $-\frac{1}{3}$、末項が3である等比数列$\{a_n\}$の和を求めよ。

代数学等比数列数列の和等比数列の和の公式
2025/6/20

1. 問題の内容

初項が243、公比が 13-\frac{1}{3}、末項が3である等比数列{an}\{a_n\}の和を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、等比数列の一般項を求めます。一般項 ana_n は、初項 a1a_1、公比 rr を用いて an=a1rn1a_n = a_1 \cdot r^{n-1} と表されます。
この数列の一般項は an=243(13)n1a_n = 243 \cdot (-\frac{1}{3})^{n-1} です。
末項が3なので、 243(13)n1=3243 \cdot (-\frac{1}{3})^{n-1} = 3 となる nn を求めます。
243=35243 = 3^5 なので、35(13)n1=33^5 \cdot (-\frac{1}{3})^{n-1} = 3 となります。
(13)n1=335=134=(13)4(-\frac{1}{3})^{n-1} = \frac{3}{3^5} = \frac{1}{3^4} = (-\frac{1}{3})^4
よって、n1=4n-1 = 4 より n=5n = 5 となります。
したがって、この等比数列は5項からなることがわかります。
等比数列の和の公式は Sn=a1(1rn)1rS_n = \frac{a_1(1-r^n)}{1-r} です。
a1=243a_1 = 243, r=13r = -\frac{1}{3}, n=5n = 5 を代入すると、
S5=243(1(13)5)1(13)=243(1+1243)43=243(244243)43=24443=24434=613=183S_5 = \frac{243(1-(-\frac{1}{3})^5)}{1-(-\frac{1}{3})} = \frac{243(1+\frac{1}{243})}{\frac{4}{3}} = \frac{243(\frac{244}{243})}{\frac{4}{3}} = \frac{244}{\frac{4}{3}} = 244 \cdot \frac{3}{4} = 61 \cdot 3 = 183

3. 最終的な答え

183