この積分は部分積分を使って解くことができます。部分積分の公式は次の通りです。
∫udv=uv−∫vdu ここで、u=x、dv=e3x+2dx とします。すると、du=dx であり、v は dv の積分、つまり v=∫e3x+2dx となります。 v を計算するために、置換積分を行います。w=3x+2 とすると、dw=3dx より dx=31dw です。したがって、 v=∫e3x+2dx=∫ew31dw=31∫ewdw=31ew=31e3x+2 これで u=x、dv=e3x+2dx、du=dx、v=31e3x+2 が求まりました。部分積分の公式に代入すると、 ∫xe3x+2dx=x(31e3x+2)−∫31e3x+2dx=31xe3x+2−31∫e3x+2dx ∫e3x+2dx は先程計算した v なので、 ∫xe3x+2dx=31xe3x+2−31(31e3x+2)+C=31xe3x+2−91e3x+2+C =e3x+2(31x−91)+C