三角形ABCにおいて、$AB=5$, $BC=3\sqrt{5}$, $\tan A = -\frac{3}{4}$である。 (1) $\cos A$の値を求めよ。 (2) 辺ACの長さを求めよ。 (3) $\angle BCD = 90^\circ$かつ$CD = \frac{\sqrt{5}}{2}$である点Dを、直線BCに関して点Aと同じ側にとり、直線ACと直線BDとの交点をEとする。線分DEの長さを求めよ。

幾何学三角比余弦定理三角形直角三角形角度辺の長さ解法
2025/6/21
はい、承知いたしました。問題文を丁寧に読み解き、解答を作成します。

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、AB=5AB=5, BC=35BC=3\sqrt{5}, tanA=34\tan A = -\frac{3}{4}である。
(1) cosA\cos Aの値を求めよ。
(2) 辺ACの長さを求めよ。
(3) BCD=90\angle BCD = 90^\circかつCD=52CD = \frac{\sqrt{5}}{2}である点Dを、直線BCに関して点Aと同じ側にとり、直線ACと直線BDとの交点をEとする。線分DEの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

(1) tanA=34\tan A = -\frac{3}{4}であるから、cos2A=11+tan2A=11+(34)2=11+916=12516=1625\cos^2 A = \frac{1}{1+\tan^2 A} = \frac{1}{1+(-\frac{3}{4})^2} = \frac{1}{1+\frac{9}{16}} = \frac{1}{\frac{25}{16}} = \frac{16}{25}
よって、cosA=±45\cos A = \pm \frac{4}{5}
ここで、0<A<1800^\circ < A < 180^\circにおいて、tanA<0\tan A < 0なので、90<A<18090^\circ < A < 180^\circ。したがって、cosA<0\cos A < 0であるから、
cosA=45\cos A = -\frac{4}{5}
(2) 余弦定理より、
BC2=AB2+AC22ABACcosABC^2 = AB^2 + AC^2 - 2AB \cdot AC \cdot \cos A
(35)2=52+AC225AC(45)(3\sqrt{5})^2 = 5^2 + AC^2 - 2 \cdot 5 \cdot AC \cdot (-\frac{4}{5})
45=25+AC2+8AC45 = 25 + AC^2 + 8AC
AC2+8AC20=0AC^2 + 8AC - 20 = 0
(AC+10)(AC2)=0(AC+10)(AC-2)=0
AC>0AC > 0より、AC=2AC=2
(3) BCD=90\angle BCD = 90^\circなので、三角形BCDは直角三角形である。
BD2=BC2+CD2=(35)2+(52)2=45+54=1854BD^2 = BC^2 + CD^2 = (3\sqrt{5})^2 + (\frac{\sqrt{5}}{2})^2 = 45 + \frac{5}{4} = \frac{185}{4}
BD=1854=1852BD = \sqrt{\frac{185}{4}} = \frac{\sqrt{185}}{2}
三角形ABCにおいて、ACsinB=BCsinA=ABsinC\frac{AC}{\sin B} = \frac{BC}{\sin A} = \frac{AB}{\sin C}より、
sinA=1cos2A=1(45)2=11625=925=35\sin A = \sqrt{1 - \cos^2 A} = \sqrt{1-(-\frac{4}{5})^2} = \sqrt{1 - \frac{16}{25}} = \sqrt{\frac{9}{25}} = \frac{3}{5}
2sinB=535\frac{2}{\sin B} = \frac{5}{\frac{3}{5}}
sinB=2355=625\sin B = \frac{2 \cdot \frac{3}{5}}{5} = \frac{6}{25}
また、三角形ABCの面積は、
12ABACsinA=125235=3\frac{1}{2} \cdot AB \cdot AC \cdot \sin A = \frac{1}{2} \cdot 5 \cdot 2 \cdot \frac{3}{5} = 3
ACB=C\angle ACB = Cとすると、sinC=sin(180AB)=sin(A+B)=sinAcosB+cosAsinB\sin C = \sin(180^\circ - A - B) = \sin(A+B) = \sin A \cos B + \cos A \sin B
cosB=1sin2B=1(625)2=136625=589625=58925\cos B = \sqrt{1-\sin^2 B} = \sqrt{1-(\frac{6}{25})^2} = \sqrt{1 - \frac{36}{625}} = \sqrt{\frac{589}{625}} = \frac{\sqrt{589}}{25}
sinC=3558925+(45)625=358924125\sin C = \frac{3}{5} \cdot \frac{\sqrt{589}}{25} + (-\frac{4}{5}) \cdot \frac{6}{25} = \frac{3\sqrt{589}-24}{125}
直線ACと直線BDの交点がEであるから、方べきの定理は使えなさそう。
DE=xDE = xとおく。
メネラウスの定理を三角形BCDと直線AEに対して適用する。
BAACCEEDDDDB=1\frac{BA}{AC} \cdot \frac{CE}{ED} \cdot \frac{DD}{DB} = 1
これは使えない。

3. 最終的な答え

(1) cosA=45\cos A = -\frac{4}{5}
(2) AC=2AC = 2
(3) 未解決

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