区間 $a \le x \le a+1$ における2次関数 $f(x)$ の最小値 $m(a)$ を、条件 $a+1 < 0$ の下で、$0 < a$、$a \le 0 \le a+1$、$a+1 < 0$ の3つの場合に分けて求める問題です。

代数学二次関数最小値場合分け関数のグラフ
2025/6/21

1. 問題の内容

区間 axa+1a \le x \le a+1 における2次関数 f(x)f(x) の最小値 m(a)m(a) を、条件 a+1<0a+1 < 0 の下で、0<a0 < aa0a+1a \le 0 \le a+1a+1<0a+1 < 0 の3つの場合に分けて求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、a+1<0a+1<0 という条件より、a<1a < -1 であることに注意します。この条件下で、以下の各場合における m(a)m(a) を求めます。
* 0 < a のとき: これはa<1a < -1 に矛盾するため、この場合は存在しません。したがって、m(a)m(a) は定義されません。
* a0a+1a \le 0 \le a+1 のとき: 区間 [a,a+1][a, a+1]x=0x=0 を含むので、x=0x=0 で最小値をとります。したがって、f(0)=02=0f(0) = 0^2 = 0 が最小値となります。
* a+1<0a+1 < 0 のとき: これはa<1a < -1と同じ条件になります。 a<x<a+1a<x<a+1 の範囲で2次関数は減少するので、x=a+1x=a+1 で最小値をとります。したがって、f(a+1)=(a+1)2f(a+1) = (a+1)^2 が最小値となります。
以上より、m(a)m(a) は以下のようになります。
0<a0 < a のとき: 該当なし
a0a+1a \le 0 \le a+1 のとき: m(a)=0m(a) = 0
a+1<0a+1 < 0 のとき: m(a)=(a+1)2m(a) = (a+1)^2

3. 最終的な答え

エ: a+1
オ: 該当なし
カ: 0
キ: (a+1)^2

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