サイコロを2回投げ、出た目の数をそれぞれ $a$, $b$ とする。2次方程式 $x^2 + ax + b = 0$ が実数解をもつ確率と、有理数の解をもつ確率を求める。
2025/6/21
1. 問題の内容
サイコロを2回投げ、出た目の数をそれぞれ , とする。2次方程式 が実数解をもつ確率と、有理数の解をもつ確率を求める。
2. 解き方の手順
まず、サイコロを2回投げる場合の数は 通りである。
(1) 実数解をもつ条件
2次方程式 が実数解を持つための判別式 は、
である。したがって、 を満たす の組み合わせを数える。
のとき、 は成り立たない。
のとき、 より、 なので、。
のとき、 より、 なので、。
のとき、 より、 なので、。
のとき、 より、 なので、。
のとき、 より、 なので、。
したがって、 となる の組は、
の19組。
実数解をもつ確率は である。
(2) 有理数解をもつ条件
2次方程式 が有理数解を持つためには、 が平方数である必要がある。
(は整数)を満たす の組み合わせを数える。
のとき、 となる は存在しない。
のとき、 より、。 が整数となるのは、 のとき 。
のとき、 より、。 が整数となるのは、 のとき 、 のとき (不適)。
のとき、 より、。 が整数となるのは、 のとき 、 のとき 、 のとき (不適)。
のとき、 より、。 が整数となるのは、 のとき 、 のとき 、 のとき (不適)。
のとき、 より、。 が整数となるのは、 のとき (不適)、 のとき (不適)、 のとき 、 のとき (不適)。
したがって、 が平方数となる の組は、
の7組。
有理数解をもつ確率は である。
3. 最終的な答え
実数解をもつ確率は
有理数解をもつ確率は