まず、与えられた方程式を a=2xx2 と変形します。 関数 f(x)=2xx2 を考え、このグラフと y=a のグラフが異なる3点で交わるような a の値を求めれば良いことになります。 f(x) の増減を調べるために、微分を計算します。 f′(x)=(2x)22x⋅2x−x2⋅2x⋅ln2=2x2x−x2ln2=2xx(2−xln2) f′(x)=0 となるのは、x=0 または x=ln22 のときです。 増減表は次のようになります。
| x | ... | 0 | ... | 2/ln2 | ... |
| :------ | :------- | :------ | :------- | :------ | :------- |
| f'(x) | - | 0 | + | 0 | - |
| f(x) | 減少 | 0 | 増加 | 極大値 | 減少 |
x→∞ のとき、f(x)→0 であることを確認します。 limx→∞2xx2=0 (ロピタルの定理を2回使う) x→−∞ のとき、f(x)→∞ であることを確認します。 極大値は f(ln22)=2ln22(ln22)2=(ln2)2⋅eln22ln24=4(ln2)24=(ln2)21 したがって、y=a のグラフが f(x) のグラフと異なる3点で交わるためには、0<a<(ln2)21 である必要があります。