三角形ABCにおいて、与えられた辺の長さと角の大きさから、残りの辺の長さと角の大きさを求める問題です。 (1) $a=3$, $B=75^\circ$, $C=60^\circ$ (2) $a=\sqrt{2}$, $B=45^\circ$, $C=105^\circ$

幾何学三角形正弦定理角度辺の長さ
2025/6/22

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、与えられた辺の長さと角の大きさから、残りの辺の長さと角の大きさを求める問題です。
(1) a=3a=3, B=75B=75^\circ, C=60C=60^\circ
(2) a=2a=\sqrt{2}, B=45B=45^\circ, C=105C=105^\circ

2. 解き方の手順

(1)
まず、角Aを求めます。三角形の内角の和は180°なので、A=180BCA = 180^\circ - B - Cです。
次に、正弦定理を使って辺bとcを求めます。正弦定理はasinA=bsinB=csinC\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B} = \frac{c}{\sin C}です。
A=1807560=45A = 180^\circ - 75^\circ - 60^\circ = 45^\circ
3sin45=bsin75=csin60\frac{3}{\sin 45^\circ} = \frac{b}{\sin 75^\circ} = \frac{c}{\sin 60^\circ}
b=3sin75sin45=3(6+24)22=3(6+2)22=3(3+1)2b = \frac{3 \sin 75^\circ}{\sin 45^\circ} = \frac{3 (\frac{\sqrt{6}+\sqrt{2}}{4})}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = \frac{3 (\sqrt{6}+\sqrt{2})}{2\sqrt{2}} = \frac{3(\sqrt{3}+1)}{2}
c=3sin60sin45=3(32)22=332=362c = \frac{3 \sin 60^\circ}{\sin 45^\circ} = \frac{3 (\frac{\sqrt{3}}{2})}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = \frac{3\sqrt{3}}{\sqrt{2}} = \frac{3\sqrt{6}}{2}
(2)
まず、角Aを求めます。三角形の内角の和は180°なので、A=180BCA = 180^\circ - B - Cです。
次に、正弦定理を使って辺bとcを求めます。正弦定理はasinA=bsinB=csinC\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B} = \frac{c}{\sin C}です。
A=18045105=30A = 180^\circ - 45^\circ - 105^\circ = 30^\circ
2sin30=bsin45=csin105\frac{\sqrt{2}}{\sin 30^\circ} = \frac{b}{\sin 45^\circ} = \frac{c}{\sin 105^\circ}
b=2sin45sin30=22212=2b = \frac{\sqrt{2} \sin 45^\circ}{\sin 30^\circ} = \frac{\sqrt{2} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2}}{\frac{1}{2}} = 2
c=2sin105sin30=2(6+24)12=2(6+2)2=23+22=3+1c = \frac{\sqrt{2} \sin 105^\circ}{\sin 30^\circ} = \frac{\sqrt{2} \cdot (\frac{\sqrt{6}+\sqrt{2}}{4})}{\frac{1}{2}} = \frac{\sqrt{2}(\sqrt{6}+\sqrt{2})}{2} = \frac{2\sqrt{3}+2}{2} = \sqrt{3}+1

3. 最終的な答え

(1) A=45A = 45^\circ, b=3(3+1)2b = \frac{3(\sqrt{3}+1)}{2}, c=362c = \frac{3\sqrt{6}}{2}
(2) A=30A = 30^\circ, b=2b = 2, c=3+1c = \sqrt{3}+1

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