2つの2次不等式とその解法が示されています。 (5) $x^2 - 3x + 4 > 0$ (6) $x^2 + 4x + 6 < 0$ それぞれの2次不等式を解く過程を説明し、最終的な解を求めます。

代数学二次不等式解の公式判別式
2025/6/22

1. 問題の内容

2つの2次不等式とその解法が示されています。
(5) x23x+4>0x^2 - 3x + 4 > 0
(6) x2+4x+6<0x^2 + 4x + 6 < 0
それぞれの2次不等式を解く過程を説明し、最終的な解を求めます。

2. 解き方の手順

(5) x23x+4>0x^2 - 3x + 4 > 0 を解くために、x23x+4=0x^2 - 3x + 4 = 0 の解を求めます。解の公式を使うと
x=(3)±(3)24(1)(4)2(1)=3±9162=3±72x = \frac{-(-3) \pm \sqrt{(-3)^2 - 4(1)(4)}}{2(1)} = \frac{3 \pm \sqrt{9 - 16}}{2} = \frac{3 \pm \sqrt{-7}}{2}
判別式が負であるため、x23x+4=0x^2 - 3x + 4 = 0 は実数解を持ちません。y=x23x+4y=x^2 - 3x + 4 のグラフは下に凸な放物線であり、頂点のyy座標は正であることから、常にx23x+4>0x^2 - 3x + 4 > 0が成立します。したがって、すべての実数xxが解となります。
(6) x2+4x+6<0x^2 + 4x + 6 < 0 を解くために、x2+4x+6=0x^2 + 4x + 6 = 0 の解を求めます。解の公式を使うと
x=4±424(1)(6)2(1)=4±16242=4±82x = \frac{-4 \pm \sqrt{4^2 - 4(1)(6)}}{2(1)} = \frac{-4 \pm \sqrt{16 - 24}}{2} = \frac{-4 \pm \sqrt{-8}}{2}
判別式が負であるため、x2+4x+6=0x^2 + 4x + 6 = 0 は実数解を持ちません。y=x2+4x+6y=x^2 + 4x + 6 のグラフは下に凸な放物線であり、頂点のyy座標は正であることから、常にx2+4x+6>0x^2 + 4x + 6 > 0が成立します。したがって、x2+4x+6<0x^2 + 4x + 6 < 0 を満たす実数xxは存在しません。

3. 最終的な答え

(5) 2次不等式の解は:すべての実数
(6) 2次不等式の解は:解なし

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