(1) まず、放物線 y=x2 と直線 y=x+2 の交点A, Bの座標を求める。 x2=x+2を解くと、x2−x−2=0。 (x−2)(x+1)=0より、x=2,−1。 よって、Aの座標は(−1,1)、Bの座標は(2,4)。 (2) 次に、三角形OABと三角形PABの面積が等しくなる条件を考える。
2つの三角形の面積が等しいということは、ABを底辺としたときの高さが等しいことを意味する。
つまり、点Pは直線ABと平行な直線上にある必要がある。
直線ABの傾きは2−(−1)4−1=33=1。 したがって、点Pを通る直線ABと平行な直線は、y=x+kと表せる。 点Pは放物線上にあるので、x2=x+kが成り立つ。 2つの三角形OABとPABの面積が等しくなるのは、点Pが直線ABと平行な直線上にある場合である。
点Oは原点なので、OとPが直線ABに関して同じ側にある場合、線分ABの中点とPの中点が原点になる場合を考える。
平行な直線との距離が等しい場合は、直線ABに対して点Oと対称な点を通る場合を考えればよい。
点Pは放物線 y=x2 上にあるので、x2=x+kとなる。 三角形OABの面積を求めると、A(-1, 1), B(2, 4)なので、
21∣(−1)(4)−(1)(2)∣=21∣−4−2∣=21⋅6=3。 P(x, x^2)とすると、△PAB=21∣(x−2)(1−4)−(x2−4)(−1−2)∣ =21∣(x−2)(−3)−(x2−4)(−3)∣ =23∣−(x−2)+(x2−4)∣ =23∣x2−x−2∣ =23∣(x−2)(x+1)∣ △OAB=△PABなので、23∣(x−2)(x+1)∣=3 ∣(x−2)(x+1)∣=2 x2−x−2=2 または x2−x−2=−2 x2−x−4=0 または x2−x=0 x=21±17 または x(x−1)=0 より x=0,1 したがって、x=1のとき、y=12=1なので、P(1, 1)。 x=21±17のとき、y=(21±17)2=41±217+17=418±217=29±17 よって、P(1, 1), (21+17,29+17),(21−17,29−17)。