## 問題の解答

幾何学ベクトル平面直線点と平面の距離交点空間図形
2025/6/22
## 問題の解答
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1. 問題の内容

この問題は、以下の4つの小問から構成されています。
(1) 点(1, 2, -1)を通り、ベクトル(2, -1, 3)に直交する平面の方程式を求める。
(2) 点(0, 1, 1)と平面x + y - 4z = 5との距離を求める。
(3) 2つの直線 x=y12=z3x = \frac{y-1}{2} = z-3x12=y2=z\frac{x-1}{2} = y-2 = z の位置関係を判定する。
(4) 平面 2x + y + z - 1 = 0 と直線 x2=y1=z3\frac{x}{2} = y-1 = z-3 の交点を求める。
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2. 解き方の手順

**(1) 平面の方程式**
平面上の任意の点(x, y, z)をPとし、与えられた点(1, 2, -1)をAとすると、ベクトルAP=(x1,y2,z+1)\overrightarrow{AP} = (x-1, y-2, z+1)は与えられたベクトル(2, -1, 3)と直交します。
したがって、内積は0になります。
2(x1)(y2)+3(z+1)=02(x-1) - (y-2) + 3(z+1) = 0
2x2y+2+3z+3=02x - 2 - y + 2 + 3z + 3 = 0
2xy+3z+3=02x - y + 3z + 3 = 0
**(2) 点と平面の距離**
(x0,y0,z0)(x_0, y_0, z_0)と平面 ax+by+cz+d=0ax + by + cz + d = 0 との距離は、次の公式で与えられます。
距離=ax0+by0+cz0+da2+b2+c2距離 = \frac{|ax_0 + by_0 + cz_0 + d|}{\sqrt{a^2 + b^2 + c^2}}
与えられた点(0, 1, 1)と平面x + y - 4z - 5 = 0に対して、
距離=1(0)+1(1)4(1)512+12+(4)2=818=832=826=423距離 = \frac{|1(0) + 1(1) - 4(1) - 5|}{\sqrt{1^2 + 1^2 + (-4)^2}} = \frac{|-8|}{\sqrt{18}} = \frac{8}{3\sqrt{2}} = \frac{8\sqrt{2}}{6} = \frac{4\sqrt{2}}{3}
**(3) 2直線の位置関係**
直線1: x=y12=z3=tx = \frac{y-1}{2} = z-3 = tとおくと、x=tx=t, y=2t+1y=2t+1, z=t+3z=t+3
直線2: x12=y2=z=s\frac{x-1}{2} = y-2 = z = sとおくと、x=2s+1x=2s+1, y=s+2y=s+2, z=sz=s
交点を持つと仮定すると、t=2s+1t = 2s+1, 2t+1=s+22t+1 = s+2, t+3=st+3 = s
t=s3t = s-3なので、s3=2s+1s-3 = 2s+1よりs=4s = -4
よって、t=7t = -7
2t+1=13s+2=22t+1 = -13 \neq s+2 = -2なので、交点を持たない。
直線1の方向ベクトルは(1, 2, 1)、直線2の方向ベクトルは(2, 1, 1)。これらは平行ではないので、2直線は平行ではない。
よって、2直線はねじれの位置にある。
**(4) 平面と直線の交点**
直線x2=y1=z3=t\frac{x}{2} = y-1 = z-3 = tとおくと、x=2tx = 2t, y=t+1y = t+1, z=t+3z = t+3
これらを平面の方程式 2x + y + z - 1 = 0 に代入すると、
2(2t)+(t+1)+(t+3)1=02(2t) + (t+1) + (t+3) - 1 = 0
4t+t+1+t+31=04t + t + 1 + t + 3 - 1 = 0
6t+3=06t + 3 = 0
t=12t = -\frac{1}{2}
したがって、x=1x = -1, y=12y = \frac{1}{2}, z=52z = \frac{5}{2}
交点は (1,12,52)(-1, \frac{1}{2}, \frac{5}{2})
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3. 最終的な答え

(1)

1. 2x - y + 3z + 3 = 0

(2)

2. $\frac{4\sqrt{2}}{3}$

(3)

3. ねじれの位置

(4)

3. $(-1, \frac{1}{2}, \frac{5}{2})$

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