6つの座席があり、1から6までの番号が書かれています。 1列目は1と4、2列目は2と5、3列目は3と6の番号です。 3人の大人A, B, Cと3人の子どもd, e, fがこれらの座席に1人ずつ座る場合の数を求めます。 (1) 6人の座り方の総数を求めます。 (2) 大人が奇数番号の座席に、子どもが偶数番号の座席に座る座り方の総数と、Aとd, Bとe, Cとfがそれぞれ同じ列の座席に座る座り方の総数を求めます。 (3) 大人が座る3つの座席に書かれた番号のうち、最も大きい番号が奇数である座り方の総数と、どの列にも子どもが1人ずつ座る座り方の総数を求めます。

離散数学順列組み合わせ場合の数数え上げ席順
2025/6/22

1. 問題の内容

6つの座席があり、1から6までの番号が書かれています。
1列目は1と4、2列目は2と5、3列目は3と6の番号です。
3人の大人A, B, Cと3人の子どもd, e, fがこれらの座席に1人ずつ座る場合の数を求めます。
(1) 6人の座り方の総数を求めます。
(2) 大人が奇数番号の座席に、子どもが偶数番号の座席に座る座り方の総数と、Aとd, Bとe, Cとfがそれぞれ同じ列の座席に座る座り方の総数を求めます。
(3) 大人が座る3つの座席に書かれた番号のうち、最も大きい番号が奇数である座り方の総数と、どの列にも子どもが1人ずつ座る座り方の総数を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 6人の座り方の総数
6つの座席に6人が座るので、これは6人の順列です。
6!=6×5×4×3×2×1=7206! = 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 720
(2)
(a) 大人が奇数、子どもが偶数
奇数の座席は1, 3, 5の3つで、大人が座ります。大人の座り方は3!3!通りです。
偶数の座席は2, 4, 6の3つで、子どもが座ります。子どもの座り方も3!3!通りです。
よって、3!×3!=6×6=363! \times 3! = 6 \times 6 = 36
(b) Aとd, Bとe, Cとfが同じ列
各ペアは1列目、2列目、3列目のいずれかに座ります。
1列目の選び方が3通り、2列目の選び方が2通り、3列目の選び方が1通りなので、3!3!通りです。
それぞれの列の中で、ペアの座り方が2通りずつあるので、2×2×2=82 \times 2 \times 2 = 8通りです。
したがって、3!×23=6×8=483! \times 2^3 = 6 \times 8 = 48
(3)
(a) 大人が座る座席の最大番号が奇数
最大番号が5の場合:
大人は1, 3, 5に座る必要があります。この場合、3!=63! = 6通りです。
最大番号が3の場合:
大人は1, 2, 3の座席に座ります。このとき、大人は必ず3の座席に座る必要があり、残りの2人は1と2の座席に座ります。
大人の選び方として、Cが3に座る場合は、ABが1と2に座る場合の数を考えます。
2×1=22 \times 1=2通りとなります。
最大番号が1の場合:
大人は1のみに座る必要がありますが、これは不可能です(3人必要なので)。
よって合計で66通りです。
(b) どの列にも子どもが1人ずつ座る
1列目、2列目、3列目にそれぞれ子どもが1人ずつ座るようにします。
まず、どの子供がどの列に座るかを決めます。これは3!=63! = 6通りです。
次に、それぞれの列でどちらの座席に座るかを決めます。これは2×2×2=82 \times 2 \times 2 = 8通りです。
最後に、残りの大人3人の座り方を決めます。これは3!=63! = 6通りです。
よって、6×8×6=2886 \times 8 \times 6 = 288通りです。

3. 最終的な答え

(1) 720通り
(2) (a) 36通り (b) 48通り
(3) (a) 6通り (b) 288通り

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