与えられた置換を用いて、不定積分 $\int \frac{x+2}{\sqrt{2x-1}} dx$ を求めます。ここで、置換は $2x-1=t$ です。

解析学積分不定積分置換積分
2025/6/22

1. 問題の内容

与えられた置換を用いて、不定積分 x+22x1dx\int \frac{x+2}{\sqrt{2x-1}} dx を求めます。ここで、置換は 2x1=t2x-1=t です。

2. 解き方の手順

まず、置換 2x1=t2x-1=t を行います。
2x1=t2x-1=t より、2x=t+12x=t+1 なので、x=t+12x=\frac{t+1}{2} となります。
また、両辺を微分すると、2dx=dt2dx = dt なので、dx=12dtdx = \frac{1}{2}dt となります。
これらを積分に代入すると、
\int \frac{x+2}{\sqrt{2x-1}} dx = \int \frac{\frac{t+1}{2}+2}{\sqrt{t}} \cdot \frac{1}{2}dt
=\int \frac{\frac{t+1+4}{2}}{\sqrt{t}} \cdot \frac{1}{2}dt = \frac{1}{4}\int \frac{t+5}{\sqrt{t}} dt = \frac{1}{4}\int (t^{\frac{1}{2}} + 5t^{-\frac{1}{2}}) dt
= \frac{1}{4} \left( \frac{t^{\frac{3}{2}}}{\frac{3}{2}} + 5 \frac{t^{\frac{1}{2}}}{\frac{1}{2}} \right) + C = \frac{1}{4} \left( \frac{2}{3} t^{\frac{3}{2}} + 10 t^{\frac{1}{2}} \right) + C
= \frac{1}{6} t^{\frac{3}{2}} + \frac{5}{2} t^{\frac{1}{2}} + C
ここで、t=2x1t=2x-1 を代入すると、
\frac{1}{6} (2x-1)^{\frac{3}{2}} + \frac{5}{2} (2x-1)^{\frac{1}{2}} + C
= \frac{1}{6}(2x-1)\sqrt{2x-1} + \frac{5}{2}\sqrt{2x-1} + C
= \sqrt{2x-1} \left( \frac{2x-1}{6} + \frac{15}{6} \right) + C = \sqrt{2x-1} \left( \frac{2x+14}{6} \right) + C
= \frac{x+7}{3} \sqrt{2x-1} + C

3. 最終的な答え

x+732x1+C\frac{x+7}{3}\sqrt{2x-1} + C

「解析学」の関連問題

曲線 $y^2 = x^2(1-x^2)$ について、以下の問いに答えます。 (1) この曲線が $x$ 軸および $y$ 軸に関して対称であることを示します。 (2) この曲線で囲まれた2つの部分の...

曲線対称性積分面積
2025/6/22

図2に示された三角関数 $Z(\theta)$ を $\theta$ の式で表す問題です。

三角関数グラフ振幅周期平行移動コサイン関数
2025/6/22

xy平面上に2つの放物線 $C: y = -ax^2 + bx$ と $C_1: y = -x^2 + 2x$ がある。$C_1$ の $1 < x < 2$ の部分を $D_1$ とする。$C$ は...

積分放物線面積最大値
2025/6/22

$0 \leq \theta < 2\pi$ のとき、方程式 $\sin(\theta + \frac{\pi}{4}) = \frac{\sqrt{3}}{2}$ を解きます。

三角関数方程式三角関数の合成解の範囲
2025/6/22

正の定数 $a$ が与えられ、数列 $x_n, y_n$ が以下のように定義される。 $x_1 = a$, $y_1 = a$ であり、曲線 $xy = a^2$ 上の点 $(x_n, y_n)$ に...

数列無限級数接線等比数列
2025/6/22

曲線 $y = \frac{2\sqrt{3}}{3}x^{\frac{3}{2}}$ の $0 \le x \le 1$ における長さ $L$ を求める。

積分曲線の長さ定積分置換積分
2025/6/22

問題は、関数 $y = \frac{2\sqrt{3}}{3}x^{\frac{3}{2}}$ (ただし $0 \le x \le 1$) について、どのようなことを問われているのかが不明です。もし、...

関数の計算関数の値べき関数
2025/6/22

$\lim_{n \to \infty} \sum_{k=4}^{n} \frac{1}{(k-1)(k-3)}$ を求めよ。

極限級数部分分数分解数列
2025/6/22

$0 \le x \le \pi$ の範囲において、2つの曲線 $y = \sin x$ と $y = \sin 2x$ で囲まれた2つの部分の面積の和 $S$ を求める。

積分面積三角関数
2025/6/22

定積分 $\int_0^1 x \tan^{-1} x dx$ を計算する問題です。

定積分部分積分逆三角関数
2025/6/22